2017.09.05

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(637)「五洋インテックス」仕掛けたM島氏の次の銘柄

 カーテンなどインテリア専門商社「五洋インテックス」(7519。JQ。愛知県小牧市)は、数年かけてようやく花が咲いた。
 本尊は破たんしたS証券出身のM島氏といわれているが、次々と参戦者が加わった結果のようだ。
 早めに買い込んだものの、120~130円台で長年うろうろしていた同社株は今年5月から水準を少し上げ、6月から動き出した。そして、7月には500円台へ……。
 この時、M島氏は500円で名古屋の投資家に保有株の半分を渡したといわれている。その後、8月23日から同株の上昇は加速。先週金曜日(9月1日)には、ついに1996年以来の高値948円まで上昇した。
 M島氏関係者によると、これで実に50億円の利益(含み益)らしい。計算するとそこまではなさそうだが、相当の利益は間違いない。
 そして、M島氏が次に狙うであろう銘柄の情報が入って来た。
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2017.09.02

「郷鉄工」、手形不渡りの最大の戦犯かーー海外逃亡!?

 本紙がウォッチしている「郷鉄工所」(6397。東証2部。岐阜県垂井町)だが、9月11日付けで上場廃止が決定しただけでなく、8月30日、31日と2日続けて手形不渡りを出しついに銀行取引停止にもなったのはご存じの通り。
 その手形不渡りの最大の戦犯と思われる者についての有力情報を得たので、以下、報告する。
 その前に、郷鉄工のIRによれば、今回不渡りになった手形の振出先は以下の通り。
 1回目 「姥懐山開発」(宮城県名取市)額面1億1000万円
     「寺嶋建築設計事務所」(東京都東村山市。同1080万円)
 2回目 「寺嶋建築設計事務所」(同1080万円)
 そして、この2社の手形はどちらも商取引の実態はなく、資金繰りのためのいわゆる融通手形だった。
 寺嶋建築が姥懐山開発を紹介。また、寺嶋建築は郷鉄工の田中桂一取締役(元専務)が連れて来たものだった。
 一方、郷鉄工は寺嶋建築からはかつて4000万円を借り入れていた(残額は420万円)。また姥懐山開発からは2480万円の借入に加え、郷鉄工は今年5月22日、姥懐山開発が採取事業を計画しているという宮城県柴田郡村田町姥ケ懐山の採石予定地(冒頭写真=その「採取計画認可申請書」)を手形で購入したとしている(取得額は1億8000万円。今年11月22日が支払い期日)。
 郷鉄工はその姥懐山開発から5月23日、1億1020万円の追加借入を予定していた。ところが郷鉄工の6月22日のIRによれば、姥懐山開発が、郷鉄工が借入に当たり担保に入れた手形などを利用して調達した資金を貸付金に当てることを計画していたことが発覚したことから予定していた1億1020万円の借入は中止になっている。
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2017.08.25

再建厳しい上場廃止決定の「郷鉄工所」ーー未だ闇人脈暗躍

 本紙でも既報のように、ついに9月11日付けで上場廃止が決まった「郷鉄工所」(6397。東証2部。岐阜県垂井町)ーー。
 民事再生手続き開始申立の方向で話が進められているとの情報もあるが、前途はひじょうに厳しいようだ。
 その理由の1つは、事件屋・松尾隆氏(冒頭右写真)に資金調達を頼った結果、同じような連中どころか反社関係者からまで資金を借り入れることになり信用が失墜し、仕事の受注が減っているからだ。
「この半年ほど前からさっぱりです。それに税金滞納までして売り掛け債権の差押えを食らうに至り、やっと取って来た仕事の前金まで吸い上げられては、工事のための材料費さえ購入できず、これでは仕事そのものができません」(郷鉄工関係者)
 さらに社内の意思統一もなっていないという。
「資金調達を担っているのはいまも東京支店。田中桂一取締役(元専務。冒頭左写真)が動けない今、宮地裕二次長がやっています(最近は田中取締役と不仲とも)が、その報告は本社に上がっていません。しかも、相変わらず怪しげなところと交渉しています」(別の関係者)
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2017.08.21

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(635)「今年は仕手筋大復活!?」

 仕手筋ーーかつては時に非合法な手段を使い株価操縦を行うプロ投資家たちのことをそう呼び、西田晴夫氏、加藤あきら氏などがその本尊ともいわれたものだ。
 しかし、この2人もすでに故人に。
 また、この間、ネット社会が到来し、誰もが気軽に株式投資できる環境に様変わり。
 それと共に、仕手筋もかつてのプロがじっくりと時間をかけて仕込み、ごく限られた投資家が仕手筋本尊を信用して巨額を託するというまさにプロの世界から、ネットの株式掲示板、SNSなどを駆使することで、極論すれば誰でも仕手筋になれる世界に激変。従来の仕手筋は生存できなくなったともいえる。
 そんななか、今年に入り、従来は株の世界とは無縁だったはずの反社会勢力が“危ない上場企業”に投じた資金を回収すべく火を付け、それを一部株式評論家Uなどがブログなどで煽り、これに仕手銘柄狙いの一般投資家が提灯を付けるパターンがますます目立って来ており、形こそすっかり変われど仕手筋大復活との見方も。
 この1年ほどで株価が約15倍になった「リミックスポイント」(3825。マザーズ)など、その典型例だろう。
 しかし、今回はこの銘柄ではなく、同じ関係者が関わっていると思われる別の銘柄について取り上げる。この銘柄も同じく約2年で12倍以上になっているが、超低位だったためまだ株価的には低い。
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2017.08.03

「郷鉄工」--いよいよ上場廃止迫りほくそ笑む奴ら

 7月31日が期限だった今年3月期の有価証券報告書の提出延長もクリアできず、また第三者委員会の追加調査も行われず、いよいよ上場廃止確定(8月10日)が迫っている「郷鉄工所」(6397。東証2部。岐阜県垂井町)ーー関係者、なかでも従業員にとっては実に深刻な事態と思われるのだが、そんなことはどこ吹く風どころか、逆に内心はニヤリとほそく笑んでいる連中がいるという。
 そして、それは上場廃止になれば間違いなく戦犯の1人に数えられる事件屋の松尾隆氏(冒頭写真)、そしてすでに郷鉄工の本社工場不動産を手に入れ大家に治まっている松尾氏の金主らだという見方があるのだ。
 なぜなのか?
 本紙既報のように、この金主は評価額29億1000万円のところ、わずか17億5000万円で郷鉄工の本社工場不動産を手に入れている。
 しかしながら、
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2017.07.25

「郷鉄工」ーー第三者委員会で触れられなかった疑惑山積み。そもそもの資金繰り悪化原因は反社との取引か

 1947年設立と歴史を誇り、また破砕・粉砕器を柱とする手堅い実業を持つ「郷鉄工所」(6397。東証2部。岐阜県垂井町)は、なぜ債務超過に陥り、資金手当のために松尾隆氏(冒頭写真)という事件屋に乗り込まれ、本社工場の売却を余儀なくされ、いま上場廃止の危機にあるのか?
 会社側は今年3月13日、この原因を究明すべく第三委員会を設置。6月23日、その調査報告書が出された。
 しかしながら、同社の7月14日IRタイトル「第三者による追加調査に関するお知らせ」からも察せられるように、6月に出された報告は一部の太陽光発電と不動産取引に関するのみでお茶を濁すものだった。
 何しろ、徹底追及している本紙の6月29日記事でも触れているように、未だに松尾氏が同社に深く関与しているのだ。また、7月13日記事で指摘しているように、松尾氏はわざわざ反社会勢力側から資金調達をすることで、いわば郷鉄工の恥部を握っているともいえるのだから松尾氏関連についても調査できるわけもない。
 本紙は、第三者委員会に対し、社内調査委員会が調査を依頼した内容を記した内部資料を入手している。
 それによれば、具体的な「調査対象事件」は15件にも及ぶ。
 追加調査が必要なことはいうまでもないが、6月に出された報告書はほとんど何も調べていないのだ。それどころか、大半は長瀬隆雄元社長、田中桂元専務が関わっているところ、資金繰りが急速に悪化するなか、昨年から田中氏は松尾氏とタッグを組み資金繰りに奔走、当時、社長だった長瀬氏はそれを追認。そして現在も長瀬、田中両氏は降格になったものの取締役に残留している。そして6月の報告書で槍玉に上げられたのはすでに同社を去っている石川歩元取締役の案件であることを思うと、1人石川氏を悪者として幕引きを図るつもりではないかとの疑念を抱かざるを得ない。
 というわけで、前述の内部資料のなかから未だ未調査の松尾氏に関わる2件(概要)の分(松尾氏の息子が社長の「LUXRESインベストメント」に手数料が落ちるかたちでの融通手形割引先の紹介などと、「華コレクションズ」宛2億円分融通手形回収)を上に掲げておく。
 是非とも、早急に調査し、問題となればしかるべき処分をしていただきたいものだ。
 それから、極めて重要なもう3件(概要)も以下に載せる。
 その3件の共通点は、同一人物が関与していること。
 関係者によれば、この人物と関係を持ったことが、
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2017.07.15

<一行情報>「トレイダーズホールディングス」

 傘下にFX取引などのトレイダーズ証券を持つ「トレイダーズHD」(8704。JQ)、7カ月の間に7回の怪奇現象、インサイダー取引かなどと投資家の間で話題に。
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2017.07.10

「ソルガム」、上場廃止脱するも新たな問題が……

 バイオ燃料などを手がける「ソルガム・ジャパン・ホールディングス」(6636。JQ。東京都品川区)は営業利益、営業キャッシュ・フロー共にこの17年3月期も赤字なら、5期連続で上場廃止になるところ、本紙の5月15日記事のような状況から、いよいよその懸念が高まっていた。
 ところが、ソルガムHPの6月30日IRに開示されているように、結局、今期は営業キャッシュフローが1億3300万円の黒字になったそうで、かろうじて上場廃止を回避できた。
 とはいえ、7月4日IRにあるように、今度は担当監査法人が契約更新を見送り、一難去ってまた一難という状況になっている。
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2017.06.30

「クレアHD」株主総会結果と松崎元オーナーの死

「クレアホールディングス」(旧東邦グローバルアソシエイツ。1757。東証2部。東京都港区)の定時株主総会が予定通り本日開催された(冒頭写真=総会会場になった東京・霞ヶ関のビル)。
 本紙でも既報のように、事前に、大阪在住の株主U氏から現経営陣の不正疑惑を追及する“爆弾”質問状が出されたり、現経営陣の解任動議が出されるとの観測も流れ、大荒れになるとの見方もあった。
 しかし、実際には解任動議は出されず、現経営陣の疑惑を追及する質問が何人かの株主から出されただけ。
「しかし、松井浩文取締役が“私の責任”“しっかり調査します”旨などと答え、矢面に立つことで、それほど荒れることなく終わりました」(株主)
 ところで、奇しくもというべきか、前日6月28日には、クレアHD元オーナーともいわれた松崎弘和氏が亡くなった。
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6・28株主総会延期ーー「郷鉄工所」、2度目の給料遅配

 本紙指摘のように、事件屋の松尾隆氏(冒頭写真)が資金繰りのためと称して融通手形を乱発するなどした結果、今年3月30日に指定され、いまも監理銘柄(確認中)のままの「郷鉄工所」(6397。東証2部)ーー第三者委員会の調査報告書がやっと6月23日に出(ただし、松尾氏の不正疑惑に関してはまったく言及されていない不可解さ。この点に関しては追って報告する)、それを受けて社内で指摘事項を確認精査し、ようやく過年度決算訂正作業に取りかかるわけで、債務超過による上場廃止の有無に関してはまだ時間を要する。
 こうした状況のなか、6月28日開催予定だった定時株主総会も5月31日に延期が決まり、未だ開催目処も立っていない。
 こうしたなか、郷鉄工の従業員に対する給料支払いにつき2度目の遅配が発生。それと共に、松尾氏の怪しい動きに関する情報も入って来たので、5月23日以来、久々に報じる。
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