2009.10.18

<主張>パシコン・荒木民生元代表の一審無罪は、検察側の立証ミスでは

10月2日、東京地裁で世界的な建設コンサル企業「パシコン」グループの元代表・荒木民生被告(73)が、グループの海外主要企業「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)に約1億2000万円の損害を与えたとする商法の特別背任罪(求刑は懲役3年)に対する判決公判があり、朝山芳史裁判長は無罪を言い渡した。これに先立つ9月18日、共犯に問われていた森田祥太PCI元社長に対する判決があり、森田被告は法人税法違反の方では懲役1年、執行猶予2年の有罪だったが、特別背任罪については無罪だった。しかも、両事件は同じ合議体が担当していたことから、荒木被告の無罪は予め予想されたことだった。しかし、本紙の取材によれば、荒木被告が、長男の倒産させた会社の借金問題解決のため、パシコンの仕事を荒木ファミリー企業側に流し、特別背任を犯したことはまず間違いない。その金額は、容疑に問われている約1億2000万円で済むものではなく、いずれにしろ、今回の約1億2000万円もその一部に消費された可能性が極めて高い。では、それにも拘わらず、なぜ、荒木被告は無罪になったのか(ただし、検察は荒木、森田被告の両件とも控訴)。それは、検察の立証がマズかったと思わないわけにいかない。逆にいえば、古巣の東京地検を相手にした石川達紘弁護士(元東京地検特捜部長。元名古屋高検検事長)の作戦勝ちともいえそうだ。
 2009年10月18日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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2009.09.30

大きな罪の格差ーーパシコン汚職、ベトナム高官には実刑判決

 本紙でも既報の、世界的建設コンサルタントグループ=通称「パシコン」の海外主要企業「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の前社長・多賀正義(62)等が、ベトナムでの政府開発援助(ODA)の建設コンサルを受注するため、ベトナム高官にワイロを渡していた関連事件の判決が、9月25日、ホーチミン市人民裁判所であった。この件、共同・時事の両通信社は報じたが、わが国全国紙は「読売」のみだったので、簡単な解説と共に報告しておく。なお、今回の判決は、ベトナム高官の収賄事件そのものを裁いたものではない。PCIとの癒着関係から、ホーチミン市の元担当局長フイン・ゴック・シー被告(56)と、元担当副局長レー・クア被告(70)は、単にワイロを受け取るだけでなく、ODAの管理委員会の事務所としてベトナム政府から借り受けていた建物を、PCI側に又貸しし、賃料を取り、その差額約8万$(当時のレートで約920万円)を同僚等と着服していたとして職権乱用罪に問われており、その判決(収賄事件の方は現在も捜査中)。
2009年9月30日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ 


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2009.07.09

検察人脈駆使し実刑逃れ? パシコン・荒木民生に検察は懲役3年求刑

 本紙・山岡に次々と嫌がらせ訴訟を提起(すべて荒木被告側敗訴)、また、山岡の自宅放火事件との関連もあり得ることから、注目し続けている、大手建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)元会長・荒木民生被告(73)の特別背任事件の論告求刑が7月7日にあり、検察側は長男(=荒木謙。別の詐欺事件で逮捕)の借金を解消するために、資金を社外に流出させるなど「会社を私物化していた」と指摘、責任は重大だとして、懲役3年を求刑した。だが、傍聴したある関係者は、「通常、懲役3年求刑といえば、実際の判決はその8割程度が相場。ということは、執行猶予は実刑3年以下なら付くから、荒木はまずセーフだろう(実刑にはならない)」と肩を落した。そして、こう付け加え得る。「荒木は最後まで、犯行を認めないどころか、裁判長にも食ってかかって何度もたしなめられた。あの男のお陰で、パシコングループは倒産説まで出るほど悪影響を受けたのに、なぜ、執行猶予なのか!?」。
2009年7月9日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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2009.02.18

パシコン元社長の息子・荒木謙の詐欺人生(2)

 今年1月30日、警視庁捜査2課が、解体工事を発注するように装って現金2億1000万円を騙し取ったとして、荒木謙(42)らを逮捕したのは本紙でも既報の通り。この荒木の父親は、世界的な建設コンサルタント会社群「パシコングループ」を率いていたものの、昨年4月、特別背任罪で逮捕・起訴された荒木民生元社長。親子揃って、1年も経ない間に相次いで逮捕され、新聞紙面を賑わせたのだ。こんな親子はそうあるものではないだろう。その荒木謙、父が世界的建設コンサル会社トップだった信用を最大限利用し(倒産させたファミリー企業=「パシフィックテレコム」にも、父がトップだったパシコンの名前を冠していた)、あちこちで詐欺紛いのことを行っており、今回逮捕容疑は氷山の一角だったようだ。本紙は、経営コンサルしてあげるといってある病院に接近、実質、その病院を乗っ取ってしまったと思われる疑惑を掴んだので、以下、報告する。
2009年2月18日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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2009.01.31

パシコン元社長の息子・荒木謙の詐欺人生(1)

 昨日、警視庁捜査2課により、詐欺罪で荒木謙が逮捕されたことを報じた。他に逮捕されたのは鹿又栄八と松田邦雄。3人は共謀し、「いすず自動車川崎工場」について、約41億円で受注できると架空の商談話を持ちかけ、大阪の解体業者T社からコンサルタント料名目で2億1000万円を騙し取ったというものだ。荒木謙容疑者は、世界的建設コンサルタント会社パシコンの元社長で、昨年、特別背任罪で逮捕・起訴された荒木民生被告の長男だが、荒木親子のこの9カ月余りの間での立て続けの逮捕は偶然ではないようだ。元はと言えば、荒木謙容疑者が会社を潰し、多額の借金を作り、その返済のために父・民生被告が会社のカネに手を出し転落。この捜査の過程で、息子の謙容疑者も当局に目を付けられ、同じくカネに窮して詐欺師と手を組んだところを逮捕されたという構図だろう。2人の逮捕容疑の根っこの部分は同じで、しかも今回の詐欺の舞台に父・民生被告も連なっていた。警察発表では、04年2月に入金され、騙し取った2億1000万円の内、謙容疑者は約5600万円を得たとされる、だが、関係者によれば、半分は謙容疑者が代表を務めていた「ニュー・グローバル・テクノロジー(NGT)」なる会社に入金されたという。上に掲げたのは、一緒に逮捕された松田容疑者の名刺。詐欺を働くにおいて、松田容疑者はこの会社の部長にもなっていた。 
2009年1月31日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ



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2009.01.30

<速報>パシコン元会長の息子・荒木謙が詐欺容疑で逮捕

 インターネットの産経ニュースによれば、「解体工事を発注するように装って現金2億1000万円をだまし取ったとして警視庁捜査2課は詐欺の疑いで、(中略)不動産コンサルタント会社元社長、荒木謙容疑者ら3人を逮捕した」(本日13:13付)とのことだ。荒木謙容疑者といえば、別件で昨年4月に逮捕、そして起訴された大手建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツ」元会長・荒木民生被告の息子。パシコンならびに荒木被告による、本紙・山岡に対する数々の告訴(すべて山岡側勝訴)は、本紙読者ならよくご存知の通りだろう。親子揃って、次々と逮捕というのはめずらしいケースだろう。別件ながら、しかし、両事件は実は根っこのところでは繋がっていた。その詳細は、追って報告するつもりだ。
2009年1月30日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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2008.09.24

パシコン・荒木民生被告の上告棄却で、本紙・山岡等の勝訴確定(共同、東京新聞も報道)

先日お伝えした件(9月20日)だが、共同通信(9月18日)、「東京新聞」(同19日)も報じてくれたので、以下、紹介する。なお、最高裁がPCI元社長・荒木民生被告(72)の上告棄却を決定したのは9月18日。「名誉棄損で提訴の違法確定 PCI元社長が敗訴」(共同通信)大手建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の元社長荒木民生被告に関する月刊誌「財界展望」の記事が名誉棄損に当たるかどうかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷は十八日、荒木被告の上告を退ける決定をした。発行元の財界展望新社などに二千万円の賠償を求めた荒木被告の請求を棄却する一方、「表現活動を妨害する違法な提訴」と反訴した財界展望新社側の主張を認め、計百二十万円の賠償を荒木被告に命じた二審東京高裁判決が確定した。荒木被告はPCIをめぐる特別背任事件で今年、東京地検特捜部に逮捕、起訴された。
2008年9月23日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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2008.09.20

パシコン・荒木民生被告の上告棄却で、本紙・山岡等の勝訴確定

 現在も東京地検特捜部はPCIを初めとする世界的な建設コンサルタント企業グループ「パシフィックコンサルタンツグループ」の捜査を進めているが、このグループを率いていた荒木民生前会長(今年4月、逮捕。公判中)の特別背任疑惑をいち早く報じた本紙・山岡と、山岡が執筆した月刊経済誌『ZAITEN』を発行する「財界展望新社」に対する荒木被告の上告が棄却されたとの報告が、昨日、こちらの代理人弁護士からあった。荒木被告並びにパシコンはこの間、山岡の記事は事実無根だとして、山岡に対し、2つの民事訴訟、記事をHP上から削除せよとの仮処分申立、さらには刑事告訴も行うなど、山岡潰しに躍起になったが、これを持ってすべて山岡側勝訴で終了した。それにしても……。
 2008年9月20日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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2008.08.05

ベトナムODA、PCI前社長ら逮捕ーーそのワイロを捻出していた香港会社を発見

大手マスコミ既報のように、東京地検特捜部は8月4日、ベトナムでの政府開発援助(ODA)事業受注のため、同国ホーチミン市幹部に計約9000万円のワイロを渡していたとして、世界的建設コンサルタントグループ=通称「パシコン」の海外主要企業「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の前社長・多賀正義、元常務・高須邦雄など4容疑者を逮捕した。このパシコンのトップについ最近まで君臨していたのは、疑惑を呈した本紙・山岡に対し、嫌がらせ訴訟を連発したり、告訴するなどしたものの、今年4月に別件容疑で逮捕、そして起訴された荒木民生被告であることは本紙既報の通り。さて、今回逮捕容疑のワイロ9000万円は、逮捕された1人、高須容疑者が香港に設立した会社から捻出されていた可能性があるが、本紙はそれと思われる企業を発見した(以下に、その謄本の一部を転載)。
2008年8月5日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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2008.06.06

逮捕された役員も株主、取締役のPCI香港子会社を発見

 東京地検特捜部が6月5日、世界的な建設コンサルタントグループ企業、通称、パシコンの海外主要企業「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の元社長・森田祥太、取締役・渡辺行雄両容疑者を逮捕したのは既報の通り。容疑は法人税法違反容疑。PCIは政府開発援助(ODA)事業に絡んで、香港現地法人を使って裏金を捻出。それをODA事業の受注工作のため、外国政府関係者にワイロとして使用していた模様。裏金はPCIから架空名目で、香港現地法人に送金されており、それが脱税に当たる可能性が高いということのようだ。その香港で、本紙は今回逮捕された一方の渡辺容疑者が役員、株主であるだけでなく、PCIも株主である会社を発見した。(以下に謄本転載)
2008年6月6日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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