2017.03.26

<主張>「森友学園」疑惑、これは思想事件だ

 3月23日、「森友学園」の籠池泰典理事長の証人尋問が行われ、疑惑の大枠が見えて来た。安倍首相始め政治家の贈収賄事件に発展する可能性はほぼ消えたといっていいが、だからといって一連の疑惑が解消したわけではなく、むしろ安部首相の責任問題がいっそう明確になって来ている。
 というのは、籠池氏は偽証罪のリスクを負っても発言はブレなかったし、その際の籠池氏の様子などからも、昭恵夫人から100万円の寄付をもらった可能性が高まって来たからだ。
 政府・与党は、野党の求める8人の証人喚問要求をすべて拒否。そのなかの昭恵夫人に関しても、仮に100万円寄付していたとしてもそこに事件性はなく、しかも一民間人だからというのが理由のようだ。
 だが、思想事件という観点から見ると大いに問題だし、昭恵夫人が「安部晋三からです」といって100万円寄付した理由もすんなり理解できる。そこまでしたのは森友学園の教育方針、すなわち教育勅語を暗唱させるなどの「愛国・排外主義教育」に共鳴したからだろう。
 確かに教育勅語に書かれている「広く全ての人を愛せ」「世のため人のため尽くせ」などの徳目はいいことが多い。だが、この教育勅語は当時の明治天皇が「臣民」に守るべき精神を語ったものであり、国民主権、象徴天皇制の現在とは相容れない思想に基づいている。
 ところが、現憲法を率先して守るべき国民のトップに立つ安部首相は、この森友学園の教育方針に共鳴し、当初、首相就任後なら就くとし、また首相と思想を同じくする昭恵夫人がそれまで代理として名誉校長に就いていた(騒動になって辞めたが)。
 しかし、教育とは本来、自分で考える力を養わせることで、運動会で園児に「安倍首相がんばれ、安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです」などと連呼させるのはただの強制、洗脳に過ぎない。それに疑問を感じないどころか、感動しているのだとしたらおかしい。
 道徳、愛国心にしても、強制してどうこうできるものではなく、社会がまともに機能し、大人が自然に実行するなかで数十年といったスパンで自然に養われて行くべきものだろう。
 ところが、安部首相、昭恵夫人はそんな安っぽい愛国教育を行う森友学園と、同じ思想性故に接点を持ち、今回の騒動を引き起こし、国会を空転までさせている。
 おまけに、官僚側は官僚側で、思想性とは関係なく、首相夫人が一時的には名誉校長を務め、また問い合わせしたことからそんたくし、例+外的な小学校認可がすんなり運んだというのが今回疑惑の本質ではないのか。
 だとしたら、贈収賄などの疑惑がないからと幕引きになる問題ではないだろう。
 おまけに、今回の証人尋問の結果、昭恵夫人付の政府職人が財務省に問い合わせした際の返事のFAXが公開され、その内容を見ると相当に踏み込んだ内容で、希望に添えないといいつつも、「当方としても見守りたい」と書かれていたわけで、一般人の一般常識からして、昭恵夫人の指示の元、それも土地契約についてかなり具体的な内容を聞いて問い合わせしたと考えるのが自然だろう。
 安部首相はこれまでの国会答弁で、「私や妻が認可や払い下げに関わっていたら、首相も国会議員も辞める」と答弁している。
 関与の有無は、希望に添えたかどうかの有無とは無関係というのが、これまた一般常識であり、今回の証人尋問だけで幕引きを図るというなら、「関与していた」可能性が高いのだから、安部首相は約束通り首相も国会議員も辞任すべきだろう。
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.03.22

<ミニ情報>他にも3発ともーー籠池氏証人喚問は不発!?

 明日、いよいよ「森友学園」の一連の疑惑を巡り、籠池泰典理事長の証人尋問が行われる。
 何といっても最大の関心事は、直前に飛び出し、またそれまで証人喚問を否定していた自民党が、逆に安倍首相の名誉回復のためとし一転認めた、安倍首相から昭恵夫人を介して籠池氏は100万円の寄付を受けたとの主張の真相だろう。
 ところが、ここに来て、籠池氏の長女から漏れ伝わって来た話として、
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.03.17

安倍首相お膝元ーー下関市長選で身内を初当選させた、安倍首相の首相らしからぬ行為

 去る3月12日、安倍晋三首相の地元、山口県下関市の市長選投開票があり、安倍首相元秘書で新人の前田晋太郎氏(40歳)が、現職で3期目を目指した中尾友昭氏(67)を破り初当選した。
 自民党下関支部は前田氏を推薦していたが、下関市は中選挙区時代から、安倍首相の父で元外相の安倍晋太郎氏(故人)と、林芳正参議院(元防衛相、農水相など)の父で元大蔵大臣の林義郎氏(故人)が自民党内で議席を争い、「安倍家VS林家」の代理戦争が続けられ、今回は林家側の中尾氏が現職である上、安倍派にとっては「森友学園」のマイナス材料もあり中尾氏有利と見られていた。
 ところが、蓋を開けてみると前田氏が4万8896票、中尾氏が4万5546票と約3000票差で前田氏の勝利。
 どういうことなのか?
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.03.10

<主張>「森友学園」問題を積極的に報じない大手マスコミ

 3月7日夜に亡くなった土木会社T社(大阪府摂津市)のA社長につき、自殺との報道がネット上で流れ話題になっている。
 T社がF社の下請けとして、「安倍晋三記念小学校」(豊中市)土地の埋設物撤去に関っていたのは間違いないようで、だとすると、渦中の「森友学園」問題のなかでも一番注目が集まっている3種類の小学校工事代金契約書の詐欺疑惑の核心を知り得るキーマンともいえる。
 ところが、少なくともいまのところ、大手マスコミはその死をまったく報じていない。
「遺族は心臓発作といっていて自殺との確認が取れない」との情報もあるが、当初、所轄警察署は「自殺」といっており、だとすれば大手マスコミの腰が引けていると見られても仕方あるまい。その気になれば、重要な関係者が死去したと報じることは問題なく出来るはずなのだから。
 この「森友学園」問題、確かにいまのところ贈収賄疑惑に問える材料は見当たらず検察が動く気配はない。
 だが、国有地払い下げの条件や小学校認可の経緯をみれば、悉く森友学園を利するように物事が運び、結局、評価額9億5600万円の国有地をタダ同然(約200万円)で手に入れている。何らかの政治的圧力があったのは明らかだ。
 また同学園を巡っては3通の金額が異なる工事契約書の存在が明らかになっており補助金詐欺、経営幼稚園での「愛国教育」に加え、運動会で園児に「安倍首相がんばれ、安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです」などと連呼させていたことは教育基本法14条(政治的中立性)違反にも抵触し得る。さらに、園児虐待疑惑も出て来ている。他にも事件性はあるのだ。
 しかも、森友学園がタダ同然で手に入れた国有地は我々国民の財産であり、この件に国民の83%が「国会で事実をはっきりさせる必要がある」(ANN世論調査)といっているのだ。
 それなのに、未だ自民党は籠池泰典理事長を参考人招致しないとしている。国人無視も甚だしい。
 ならば、国民に成り代わり自民党の姿勢を批判するのがマスコミの役割ではないのか。
 ところが、繰り返すが、大手マスコミはそうしないどころか、冒頭で見た工事関係者の死去の件といい、この間の疑惑追及の姿勢も一貫して及び腰だ。
 そこで、思い出されるのが2月27日、安倍首相は内閣記者会に加盟する新聞社、テレビ局の官邸詰キャップを東京・赤坂の中国料理店「赤坂飯店」に呼び、午後7時5分から実に2時間以上、酒席を供にしていることだ。
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.03.05

「森友学園」国有地取得問題ーー麻生太郎副総理にも飛び火か!?

 2015年9月4日、安倍晋三首相は安保法制で緊迫する国会会期中だったにも拘わらず日帰りで訪阪、その午後4時過ぎから約1時間、りそな銀行元支店次長で、現在、経営コンサルタント会社を経営する冬柴大氏(故・冬柴鉄三元国土交通相の次男)経営の大阪市北区の海鮮料理店「かき鉄」で安倍首相は大氏と食事。その前日には財務省の官房長、理財局長が安倍首相を訪問、また9月4日当日午前中、森友学園の小学校建設工事を請け負った設計・建設会社社長が近畿財務局統括管理官、大阪航空局調査係と会合を持っていた事実が判明。
 森友学園とりそな銀行は業務提携し、その後、りそな銀行は21億円もの巨額融資を行い、これで森友学園は小学校建設資金を捻出。また、安倍首相訪阪翌日、昭恵氏は森友学園が運営する塚本幼稚園を訪問し講演、そして「安倍晋三記念小学校」の名誉校長に就任している。
 こうしたなか、この問題は、ロッキード事件になぞられ「アッキード事件」ともいわれ、いまや安倍首相の辞任もあり得るとの観測さえ出て来ている。
 そんななか、本紙は今後、安倍内閣ナンバー2の副総理、財務大臣も兼務する麻生太郎氏にも飛び火する可能性があるとの情報を掴んだ。
 すでに、公明党元幹事長でもあった前出・冬柴元国交相同様、関西地盤の鴻池祥肇元財務担当大臣の森友学園に関する口利き疑惑が飛び出しているが、その鴻池氏は麻生副総理の派閥(為公会)のナンバー2の会長代行を務める。
 だが、麻生副総理に飛び火しそうだと本紙がいうのはそんなことではない。
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.02.05

<連載>安倍晋三首相自宅放火事件の闇(最終回)奇怪ーー安倍首相自身も自分の自宅放火犯に会っていた!!

 この連載第1回目では、判決文などを元に、安倍晋三首相の地元・山口県下関市の自宅(冒頭右写真)放火事件は、下関市市長選において、反安倍派の有力候補(古賀敬章元代議士)に危機感を抱いた地元安倍事務所の佐伯伸之秘書(その後、下関市市議)が小山佐市(前科8犯)に古賀氏に対する選挙妨害を依頼。これに関し、地元安倍事務所の責任者だった竹田力秘書(当時。山口県警OB)が、見返りを約束する「念書」にサイン。ところが、その約束を実行しないことから小山は痺れを切らし、最後には、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)組長らと自宅放火事件を起こした疑惑があることを解説した。
 そして、連載2回目では、小山からその旨の話を聞いたという記者(当時)の話を紹介した。
 もっとも、第3回目に紹介した渦中の佐伯秘書(当時)は取材拒否で、「警察を呼ぶぞ!」と異様とも思える対応を見せた。
 しかしながら、連載4回目に、もう1人の安倍事務所側の渦中の竹田秘書(当時。その後、岸信夫衆議院議員=安倍首相の実弟=秘書)が、小山との「念書」にサインしたことを認めたことを紹介した。
 本紙・山岡がジャーナリスト仲間の寺澤有氏と、山口県下関市の自宅を直撃して竹田氏に話を聞いたのは2回。
 1回目に前述したように「念書」の存在を認めた。その後、山岡らは佐伯秘書を直撃。その翌日、竹田氏を再度、直撃し、2回目の話を聞いたが、何とその際には安倍晋三首相当人が、自分の自宅を放火した小山に下関市の事務所で会っていることを認めたのだった。
 これは、どこのマスコミも報じていない。
 竹田秘書の説明によれば、佐伯秘書が、下関市長選で安倍派の江島潔候補(現・参議院議員)の対抗馬だった古賀元代議士のスキャンダル記事を以前から知り合いの小山に見せ(コピーを頼んだ。ただし多くて10枚)ところ、小山はこれ幸いに、佐伯秘書がそれを古賀候補の選挙妨害のために巻いてくれといわれたといい、カネを無心。結果、佐伯は根負けし300万円支払っただけのことだという。
 だが、それが事実ならカネを無心された時点で訴えればいいだけのこと(佐伯秘書は300万円払った後にようやく訴え小山は逮捕に。しかし起訴猶予に)。
 ところが、竹田氏自身、認めたように、その小山の出して来たコーピー代を払えという内容の「念書」(別のことも書かれていた)の内容もよく見ぬままサイン。しかも、安倍首相まで下関市の事務所で小山に、就職の相談名目で会い、そこで小山はテーブルを蹴ったというのだ。(上写真=「山口新聞」03年11月12日記事)
 いくら小山が事件屋だったとはいえ、ただコピーを頼んだだけの関係で、秘書が300万円支払い、責任者秘書が「念書」にサイン、さらに御大の安倍首相が会うなど、あり得ないことではないか。
 以下、竹田秘書との2回目のインタビュー内容を紹介する。
(*関連情報を求めます)

ーー佐伯さんのところに行ったが、門前払いだった。
竹田「(小山は)佐伯君に、“あんたがコピーしろと言うからコピーした”というけど、“俺はコピーして撒けとは言ってない”と。(小山は)“弁償しろ”と言うけど、彼は頼んだことないから“弁償しない”と言った。(すると小山は)“佐伯さんが出さないから、あんた(責任秘書の竹田氏)に責任があるじゃないか”と。こういう言い方をしよった」(上写真=下関市の安倍事務所の窓。銃撃のため穴が空いたと思われる)
ーー(何度もしつこく「念書」サインを求めて来た小山の会社の)営業部長の名前がわかった。松浦さんですね。
竹田「ああ、松浦と言ったか。
   とにかく毎日、10日あまり続けて来る。何回会っても同じことではないかと言うと、行かないと(小山)社長がやかましいんじゃ、そない言わんといてくださいと。佐伯さんがコピー代を払わないと言うから」
ーー竹田さんは警察OBでもあるし、そんなものにサインしたら後々……。
竹田「話の経緯からして、後日なんだかんだといったところで……」
ーーコピー代なんて何百円とかその程度のものでは。
竹田「彼らはよく(選挙妨害ビラを)配った、ということでしょう。何枚配ったのか……」
ーー怪文書を撒いた、その時のコピー代をくれということ。
竹田「そうそう。よく撒いたら我々にもわかるよ、選挙の最中だから。それは耳に入るよ、選挙の最中だからね。(しかし)5、6枚じゃないか、私らが配ったのはと」
ーー5、6枚なら、50円とか60円ではないか。
竹田「そうそう」
ーーそれに何で念書、紙に一筆くれというのか。
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.29

<連載>安倍晋三首相自宅放火事件の闇(第4回)

 この連載第1回目では、判決文などを元に、安倍晋三首相の地元・山口県下関市の自宅(冒頭右写真)放火事件は、下関市市長選において、反安倍派の有力候補(古賀敬章元代議士)に危機感を抱いた地元安倍事務所の佐伯伸之秘書(その後、下関市市議)が小山佐市(前科8犯)に古賀氏に対する選挙妨害を依頼。これに関し、地元安倍事務所の責任者だった竹田力秘書(当時。山口県警OB)が、見返りを約束する「念書」にサイン。ところが、その約束を実行しないことから小山は痺れを切らし、最後には、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)組長らと自宅放火事件を起こした疑惑があることを解説した。
 そして、連載2回目では、小山からその旨の話を聞いたという記者(当時)の話を紹介した。
 もっとも、第3回目に紹介した渦中の佐伯秘書(当時)は取材拒否で、「警察を呼ぶぞ!」と異様とも思える対応を見せた。
 しかしながら、この4回目に紹介する、もう1人の安部事務所側の渦中の竹田秘書は、本紙の取材にあっさりと「念書」にサインしたことを認めたのだった。
 ただし、竹田氏の言い分は、小山のところの営業課長が来てしつこく要求するから、文書の文言は見ないでサインしたと。それに、自分がサインしたのは、選挙妨害で配った古賀氏の女性スキャンダルに関する週刊誌記事を佐伯秘書が小山側に見せたところ、小山側がその週刊誌を10部ほどコピーしたそのコピー代を払うという約束に過ぎないという。
 だが、わずか1000円ならその場で払えば済む話だし、県警OB、安倍事務所の責任秘書が、文書の内容を確かめないでサインするというのも信じ難い話だし、佐伯秘書がこの件で小山にしつこく要求され300万円支払っている事実もある。1000円ではない。300万円だ(この件は、山口県警が恐喝事件で小山を逮捕するもなぜか起訴猶予に)。
 以下に、本紙・山岡がジャーナリスト仲間の寺澤有氏と2人で竹田氏を取材した際の詳報を記すが、そのなかで竹田氏は念書の件で何度も取材を受けたようにいっているが、それは怪しい。
 大手マスコミは、安倍首相のスキャンダルになり得ると配慮してこの件をほとんど突かなかったからだ(報じたのは地方版で、警察情報のみ)。そのため、この放火事件の事実自体、東京ではほとんど知られていない。
 もっとも、唯一、「共同通信」は本紙同様、竹田氏の言い分を鵜呑みにはせず、安倍首相のスキャンダスとして記事にしようとした。06年のことだ。ところが共同通信の上層部は、ちょうど北朝鮮平壌支局を開設したばかりで、安倍首相の反応に神経を尖らせていたなか、安倍批判記事を出して予想される政権側からのリアクションにビビリ、この安倍スキャンダルを見送ったという(横写真=「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」。『現代』06年12月号)。

ーー小山に念書を出していて、そこに竹田さんのサインがあったという件でお話を聞きたい。
竹田「それはね、コピーのカネをくれというわけよ。(古賀氏の女性スキャンダルを報じた)週刊誌を、佐伯(秘書)というのが出入りしよったから、それを(小山側に)見せたところ、それを10部コピーして……」
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.17

<連載>安倍晋三首相自宅放火事件の闇(第3回)

 この連載第1回目では、判決文などを元に安倍晋三首相の地元・山口県下関市の自宅放火事件の概要を述べた。
 第2回目では、当時、地元紙記者だったA氏の証言を紹介した。
 地元のことを知らない永田町界隈などでは、放火事件が起きた時期がちょうど安倍首相が北朝鮮拉致問題で孤軍奮闘していたころだったことからその絡みではとの憶測も出ていたが、地元・下関市長選で有力候補だった反安倍派を落選させるべく、地元の反社会勢力に選挙妨害を依頼。地元の安倍事務所は、その見返りを記した「念書」まで差し出していたが、その約束を実行しないことから、依頼された小山佐市が特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)の組長らと、その約束を実行させるべく火炎瓶を投げ込むなどしたのが真相の模様との驚くべき証言を得たのだった。
 そこで、この第3回目では、地元の安倍事務所の秘書(当時)だった佐伯伸之氏(その後、下関市議に。現在は引退)を自宅に、本紙・山岡がジャーナリスト仲間の寺澤有氏と共に直撃した際の佐伯氏の異様としか思えない態度につきお伝えする。
 第1回記事でも述べたように、判決文によれば、認定できる事実としてこんな記載がある(一部略。()内日付などは編集部が入れた)。
「自己の経営する恵友開発の資金繰りが苦しかった被告人小山は、安倍議員の地元秘書でかねてから交際していた佐伯伸之に対し、平成11年(99年)に行われた下関市長選挙で自派と対立する古賀敬章候補を当選させないように活動して貢献したと主張して金員の支払いを要求し、300万円の提供を受けた。
(略)被告人小山は同年8月30日、佐伯に対する恐喝罪で逮捕されたが、9月21日に起訴猶予処分となり」
「被告人小山は平成11年10月下旬ころ、被告人高野(=工藤会組長)と再会し、同人に対し、恐喝事件の件で安倍議員の秘書にはめられたなどと述べた」。
 このように、佐伯氏はいわば事件のキーマンなのだ。
 実は、佐伯氏はこれまでにこの件で取材に応じた記事がただ一つだけ出ている。
「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」(『月刊現代』06年12月号)においてで、そのなかで、佐伯氏は小山から絵画の買取り名目で500万円要求され、毎日、家に来るなどしてうるさいから、土地を処分して300万円払ったと答えている。
 しかし、何もないのに、うっとうしいという理由だけでカネを300万円も払うものか!?
 しかもこの取材で佐伯氏は、小山により選挙妨害ビラに実際にばら撒かれたと思われる市長選時、対抗馬だった古賀氏の女性スキャンダル記事を見せ、「こんな記事が出るヤツは国会議員の資格がない」といい、これに対し、小山が「あー、そりゃそうだ」といったとは認めているのだ(小山が、その記事をバラ撒けと佐伯氏にいわれたとのことは否定)。
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.07

<連載>安倍晋三首相自宅放火事件の闇(第2回)

 この連載第1回目では、判決文などを元に事件の概要を述べた。
 第2回目では、当時、地元紙記者だったA氏の証言を紹介する。
 A氏は、安倍晋三首相の地元・下関市の事務所や自宅に火炎瓶が投げ込まれる事件が発生するなか、これは安倍事務所と犯人との間に何かトラブルが起こり、火炎瓶で脅すことで、そのトラブル解決を促しているのではないかと思い、いち早く犯人は小山佐市と聞きつけ、小山当人に会った人物。しかも、小山本人への取材のなかで、下関市長選での反安倍派有力立候補者に対する選挙妨害と引き替えに、小山に何らかの仕事を回すとの「念書」を安倍事務所側が出していたこと、小山は安倍首相本人とも会っていた、さらに脅しは火炎瓶だけでなくカチコミ(発砲)もあったなどと打ち明けられたという。
 現在は記者を辞め、九州で別の仕事に従事している。
 その所在地を何とか割り出し、同地を訪ね、7~8年ぶりに会い、改めて聞いたA氏の証言は、当時、安倍事務所の闇に最も迫っていた敏腕記者のそれだけに重みがあるし、衝撃の内容を含んでいた。

ーー小山に取材したのはどこですか。自宅(=横写真)?
「そう。(下関市)三河町の」
ーーもう、いまは売却されている高台の。
「そうです」
ーーそれは(安倍事務所の佐伯伸之秘書に対する300万円の)恐喝事件(99年8月30日に逮捕。小山が安倍事務所に頼まれて選挙妨害した謝礼の件と取り調べ刑事にいうと、数時間で保釈になったとされる)で出所というのを知って?
「いや、知らないで」
ーー予備知識全然なしで行って、ピンポンしたら奥さんが出て来た?
「自分が行くようになったのは安倍事務所に火炎瓶投げたりして、シーモールの壁とか、(小山が)パクられて、それで竹田さん(竹田力秘書。山口県警OB。当時の安倍事務所の責任者)とこいって、何でやられよんですかといってもシラを切る。
 だけと山岡さんも知っての通り、どう見ても鉄砲の痕(横写真)。それで安倍事務所の周りに聞き込みしたら“パン、パン!!”と乾いた音がしたと。で、これは絶対嘘ついとると。で、パンパンと音が鳴るとか暴力団の抗争じゃないですかと(笑)。それで暴力団の抗争みたいに、安倍事務所立ち退き運動起きて来るんじゃないかと、まあ子どもじみてるけどそういう乗りで聞いたんです。安倍事務所はそれに触れられたくなかった。街中で、火炎瓶までは見られたけど、発砲事件を起こすような事務所があると皆に言われるのが嫌で嘘をついたのではないかと。皆、そういってるよと言った。(発砲で開いたと思われる安倍事務所の)穴も見て下さいと。これ、火炎瓶や大きなものの穴じゃないじゃないですかと」
ーー竹田は何というんですか?
「もう、しどろもどろ。だけど、(発砲は)違うと」
ーーだけど、彼は穴を見ているでしょう。
「むろん、黄色いテープ張ってますから。だめど認めないから、これはもう撃った本人に聞かないとと」
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.05

<連載>安倍晋三自宅放火事件の闇(第1回)

 本紙・山岡は2014年8月、ジャーナリスト仲間の寺澤有氏と、安倍晋三首相の地元である山口県下関市の現地取材を行った。
 安倍首相の下関市の自宅放火事件の全貌を解き明かすためだ。
 この事件は00年6月から8月にかけて発生。
 下関市の自宅だけでなく、同市内の安倍氏の後援会事務所、誤って近隣の結婚式場まで標的になり、計5回、火炎瓶が投げ込まれ、特に自宅車庫に投げ込まれた分は完全に発火し、乗用車3台が全半焼しており、一歩間違えば人命も危なかったという犯行だった。
 03年11月になって、福岡県警と山口県警が「恵友開発」という地元土木会社社長だった小山佐市と、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)の高野基組長ら6人を非現住建物等放火未遂未遂容疑で逮捕。小山は07年3月に懲役13年、高野組長は同20年の一審判決が下り、その後、共に控訴したものの棄却により、1審通りの判決でいまも服役していると思われる。
 ところが、小山に関しては14年8月、すでに仮釈放(一審判決時、930日の未決勾留日数が刑に算入)で出ている、しかも住んでいるとされる場所に関する情報も漏れ伝わって来たことから現地に。だが、小山に会うことはかなわなかったどころか、そもそも保釈になってなかった模様だ。
 しかしながら、後述するが、それなりの収穫もあったことから、帰京後、週刊誌に売り込んだものの、“決定打”がないと判断され採用されず。その後も、より裏づけを取るべく動いていたものの成果のないまま、すでにそれから2年半近く……。
 この間、安倍政権は独裁ぶりをより露骨にし、自民党総裁任期を3期9年まで延長し、すでに5年目を迎えているがさらなる長期政権を敷こうとしている。
 というわけで、十分とは必ずしもいえないものの、現状、知り得るこの事件の闇の部分をレポートすることとした。
 というのも、この事件、当時、完全にめくれていれば、安倍首相誕生はなかったかも知れないほどの質を秘めたネタだからだ。
(*関連情報を求めます! 本紙トップページ最上段の「内部・外部告発、情報求む!」をクリックし、メール下さい)
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

VS田邊勝己弁護士訴訟 | 「田沢竜次の昭和カルチャー甦り」 | お知らせ | ソニー関連 | トヨタ自動車 | パシコン・荒木親子 | パチンコ・パチスロ関連 | ホームレス問題 | ミサワホーム関連 | ミニ情報 | 三井住友銀行 | 主張 | 仕手(筋) | 先物 | 兜町情報 | 凶悪事件 | 創価学会 | 医療・健康 | 右翼・ヤクザ | 国際・米国 | 地上げ関連 | 報道・マスコミ | 奥田碩・日本経団連 | 安倍晋三 | 宗教(学会は除く) | 官僚 | 山岡関連 | 戦後補償 | 投資ファンド | 押尾・酒井クスリ事件 | 政治 | 政治家 | 教育 | 新藤厚氏連載 | 書評 | 杉野学園疑惑関連 | 東京電力 | 検察・弁護士 | 楽天・ライブドア関連 | 武富士・SFCG(サラ金.商工ローン) | 渡辺正次郎連載「芸能界を斬る!」 | 竹中平蔵 | 経済事件 | 老人に対する犯罪 | 耐震偽装 | 脱税(疑惑) | 芸能・アイドル | 西武鉄道・堤義明 | 証券関係 | 詐欺 | 警察・検察不祥事 | 銀行犯罪関連 | 防衛(久間章生) | 雇用・格差社会 | 雇用関連 | <新連載コラム>「ロビン・グットの『ためいきジャパン』」 | <連載>「NYから眺めたフジヤマ」 | <連載>ミサワHD、再生機構入りの真相ーートヨタとUFJに引き裂かれた運命①~⑧ | <連載>山岡ジャーナル | <連載>心声天語 | <連載>気まぐれコラム