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2015.06.16

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第3回 台所で作れる華岡青洲秘伝の紫雲膏」

 漢方薬には飲み薬だけでなく塗り薬もあります。その代表的なものが〝漢方のオロナイン〟とも呼ばれる紫雲膏です。
 夏本番になればあせも、虫指されがひどくなりますがそれにも効あり。皮膚のかぶれ全体、ひび・あかぎれ、あせも、痔などに使われます。皮膚の再生を促す作用があり、副作用もほとんどない人気の軟膏です。特にやけどでケロイド状になった皮膚の改善や褥瘡(床ずれ)などには目を見張るものがあり、皮膚の若々しさを保つので化粧下地としても使えます。私は毎日、リップクリームとして使っています。
 現在、漢方メーカー数社から発売されてドラッグストアでも入手可能ですし、手作りすることも可能です。
 さて、ここで紫雲膏を創薬した江戸時代の医者・華岡青洲について簡単に紹介させていただきます。華岡青洲は、当時としては珍しい「漢蘭折衷派 (かんらんせっちゅうは)」の医者でした。漢蘭折衷とは、漢方と西洋医学のそれぞれの良い所を活かそうという、当時としては最先端の考え方でした。この時代は、医学の主流は漢方で、蘭方(西洋医学)は基本的に禁止されていました。しかし、ケガや手術の治療はやはり蘭方の方が圧倒的に優れています。華岡青洲は金創医(外科)でしたので、麻酔をして手術をすれば不治の病と言われていた病気ケガで亡くなる人も救える可能性があることを知っていました。チョウセンアサガオやトリカブトを主成分の漢方の全身麻酔剤・通仙散(つうせんさん)を開発し、1804年に世界初の全身麻酔による乳がん手術を行いました。
*この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ

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