「オリンパス」事件で注目される「アクシーズ証券」が東洋経済ビルに入居できた理由
オリンパスの損失隠し事件で、証券会社OBの中川昭夫氏、佐川肇氏、横尾宣政が、海外ファンドに損失を移す、いわゆる“飛ばし”について何らかの関与をしていたのは間違いないようだ。そのため、東京地検特捜部は米国や英領ケイマン諸島の司法当局に捜査協力を要請。英司法当局には関連口座の照会や、米国にいると思われる佐川氏の所在確認を、ケイマン司法当局にはファンドの預金残高などの照会を求めている模様だ。この3人のキーマンの内、中川・佐川両氏は、損失隠しの時期、「アクシーズ・ジャパン証券に在籍していた。現在、同証券は「アクシーズ」に社名変更しているが、同社は当時から東京都中央区の東洋経済新報社本社(自社ビル)がある東洋経済ビル(9階建て)に入居。また、中川氏はいまもアクシーズ役員だ。東洋経済新報社といえば、『会社四季報』や『週刊東洋経済』などを発行。また、社員だった石橋湛山は首相に。その石橋氏らが設立に尽力した(社)経済倶楽部も同ビルにある。それだけに入居審査も厳しく、そこに入居していることが社会的信用にもなっていたはず。アクシーズは、どういう経緯で入居できたのか?
2012年2月2日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ
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