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2011.09.14

<新連載>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』(第24回)「『コクリコ坂から』のカルチェラタンは変だぞ」

 日本映画の新作で昭和レトロで話題といったら『コクリコ坂』。やっと観てきました。宮崎駿脚本、息子の宮崎吾朗監督ということで父と息子の葛藤がどうだとか記事になっていたが、レトロポイントは、描かれている時代が東京オリンピック前年の1963年だってこと。絵柄からはそれなりに匂ってはくる。ところでこのお話、純朴な高校生純愛物語だというんだが、そのなかに「カルチェラタン」をめぐる「闘争」があるっていうから意外な感じがした。わしはてっきり、道路上に車でバリケードを築いて機動隊とぶつかるのかとハラハラしたんだ。しかし待てよ、時代は1963年、少し早いんじゃないのか。映画のなかの高校生群像は、どうもその頃の青春映画、特に舟木一夫主演(&歌)の『高校3年生』や『学園広場』の世界みたい。肝腎のカルチェラタンというのは、部室がたくさん入った古~い建物で、雰囲気的には、旧制高校の寮に近い。なあんだ、オヤジ=宮崎駿の時代感覚丸出しの、青春ノスタルジーに息子が付き合わされたってわけだ。カルチェラタンは老朽化しているので、学校側は取り壊そうとするのだが生徒たちは反対、女子生徒たちも、むさ苦しい「男の園」(ここらが何とも戦前感覚!)に入って掃除したりする。一方、主人公たちは、東京は新橋の徳間書店らしき出版社まで行って、そこの社長だか会長だかで、学園の理事長だか実力者だか(徳間だから、あのヒト?)に直訴する。直訴はいいけど「閣下」なんて高校生が呼ぶんだもん。どこが学園闘争なんだ?
 2011年9月14日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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