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2011.02.01

<新連載>元「フライデー」名物記者・新藤厚の「往事茫々日記」第12回  三浦和義事件の思い出」

 相変わらず西太平洋の列島は冷え切っている。この国でもっとも内陸性乾燥気象の顕現する高原盆地はぽっかりと雲の穴があき快晴の日々がつづいている。最低気温も放射冷却のせいで氷点下二桁まで冷え込む。すっかりトートロジーが飽きられた貧困生活について、また前回も記したらしい。本人は何を書いたか記憶にない。惚けによる記憶失調も馴染んでしまえば日常に支障などない、悩ましくもない。日々が新鮮に保たれる分、何か得をしたような気分だ。素寒貧でも息災という名のハルシオン・デイズである。「お前の末枯れた暮らし向きに同情して寒中見舞いの義捐品を送る」 今週は「ロジ担」のような旧い友人ふたりから珈琲豆、煙草などチアーアップの差し入れがあった。ひとりは山岡である。ありがたいことだ。愚老は深謝に堪えない。冬の生活は擬似的にだが内省的になるので嫌いではない。〈寂寥だけが道連れ〉の日々に〈自由の意味が体で解るようになった〉と書いたのは「倚りかからず」の詩人、茨木のり子だった。この季節は〈独りを慎む〉(向田邦子)ことを想念して電気炬燵に逼塞する。自身の世界に調和する。ときにこんな「残日録」のような戯言を記す。こころの捨て場所はいまだ見つからないのだ。
 2011年2月1日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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