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2011.01.15

<新連載>元「フライデー」名物記者・新藤厚の「往事茫々日記」第10回「読書三昧の正月」報告

 しばらく間が空いた。この数日、友人知己から生存に関する問い合わせが二、三あった。「孤独死」を心配しているらしい。昨年は牧田吉明も朝倉喬司さんもひっそりとひとりで死んだのだった。老残はしぶとくまだ生きていたので、取り敢えず遅ればせながら「謹賀新年」を奉祝しておく。すめらみことの弥栄を祈念する。また私的回想を擬した与太を書き連ねて老いの閑適に一興でも期したい。端迷惑行為とは思うが、いま暫しのおつき合いを。暮れにこのウェブサイトの主、山岡俊介が鬱惚け老人の様子見に来て、ありがたいことにカンパニアまで頂戴した。そのカネで大晦日の夕方、元日が休みのスーパーに行き「半額」シールの貼られた節料理、数の子、松前漬け、蒲鉾、伊達巻き、酢蛸、鰤の照り焼き、豪毅に栗きんとん入り「独居老人おせちセット」3千円(半額で1500円也)まで購った。その夜からそれらをパックのまま安アパートの万年炬燵上にずらり並べると、忽ちにして四畳半には祝祭的空間が立ち現れた。四辺に駘蕩とした春風さえ感じるのである。阿部勉さんから貰ったウールの安物アンサンブルに着替えて炬燵にもぐり込むと、そこいらに残っていた梅酒、ワイン、焼酎、バーボンをちびりちびりと飲るのであった。国営放送の「紅白歌合戦」も「行く年来る年」も昭和の風俗だから平成の御世には馴染まない。だからテレビは「鉄ちゃん番組」「車窓番組」ぐらいをときにつけておく。「あの世行き」の夜行鈍行旅の乗客のようでもある。呑みながら本を読む。そのうち字面が霞み酩酊と睡魔が襲ってくる。横臥する。惰眠を貪る。気がつくと寝台で朝だったり午だったりした。暦日は夢消した。長い酔いから醒めなかった。〈咳をしても一人〉(放哉)のしずかな正月である。
 2011年1月15日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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