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2010.06.12

<連載>「ジェイ・ブリッジの闇」(第10回 被害者らしからぬ神奈川歯科大学の態度)

 本連載、前回は東証2部の投資会社「ジェイ・ブリッジ」(東京都墨田区)が経営危機に陥っているなかで、桝澤徹元社長は国内外に複数の高級不動産を所有しており、その資金の原資がどこから来ているのか疑問を呈した。もう一回、その続きを予定していたが、週明けの6月14日(月)を回答期限とする「確認書」を、医療再生ファンド(「SRIメディカル1号ファンド」)を運営する「港ブリッジキャピタル」(代表・山崎耕史氏)が「神奈川歯科大学」(神奈川県横須賀市)に出していることがわかったので、こちらについて先に報告する。既報のように、ジェイ・ブリッジは起死回生と、この医療再生ファンドをブチ上げ、自社(約27億円)も含め総額約41億円を九州の医療法人「杏林会」に投じたものの失敗。今年8月末の償還期を前に、九州の別の医療法人「相生会」にその出資持ち分すべてを22億円で譲渡することを5月20日、IRしている。港ブリッジは、神奈川歯科大学の投資分が7億4500万円とジェイ社に次いで多いことから、その“賛否”の確認を求めて前述のように確認書を出したわけだ。もっとも、常識的に考えれば、とても賛成などできる話ではない。すでに7000万円を出資していた「ふくや」らは虚偽の勧誘をしたとして、ジェイ社や桝澤元社長、港ブリッジの代表でもある山崎氏らに対し損害賠償請求訴訟を提起、刑事告訴も検討している。また、小口の個人投資家は前出・山崎氏に抗議の「通知書」を送り、前出・相生会に譲渡することを決めた経緯、理由の記載文書などの内部資料を同じく6月14日までに提出することを要求している。何しろ、相生会に売れても償還される額は出資分の約半分に過ぎない。しかも、自己責任ならまだしも、これら出資金は「(医療法人の)出資持分の取得にのみ充てられ、不動産の流動化のための資金には充てられなかった」「(不動産の流動化をできず、利潤を生む可能性がないこと)についての説明を受けていれば(略)そもそも出資などしてなかった」代物なのだから、無理もない。さらに、詳細は後述するが、22億円よりもっと高値で購入してくれる医療法人が存在すると来ている。こうした事情から、ジェイ社以外のほとんどの出資者は反対の声を上げている。ところが、1人、神奈川歯科大学だけはジェイ社に対し、今回の“損切り”譲渡を「賛成」とするとの見方が出ている。なぜ、なのか?
 2010年6月12日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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