« 2009年3月1日 - 2009年3月7日 | トップページ | 2009年3月15日 - 2009年3月21日 »

2009.03.14

漆間巌副長官の出世を助けた朝日新聞と会計検査院

 遅れたものの、すでに全国の書店に、本紙でも何度か紹介した書籍『映画『ポチの告白』が暴いたものーー報道されない警察とマスコミの腐敗』(寺澤有。インシデンツ。1200円)が並んでいる。この本、警察とマスコミの腐敗を強烈に描いて話題になっている、寺澤氏原作協力の映画『ポチの告白』のストーリー紹介と、その警察やマスコミの偽りない実態を、体を賭けて体験した関係者9名(+本紙・山岡)への寺澤氏のインタビュー記事で構成されている。その1人に、元朝日新聞編集委員の落合博美氏がいるが、そのインタビュー記事内容がなかでも特に注目されている。というのは、先の「自民党議員には波及しない」問題発言で物議を醸している、漆間巌内閣官房長官(元警察庁長官)のことが奇しくも述べられているからだ。それも、一般にはまったく知られていない事実だ。漆間氏は96年、愛知県警本部長に就任する。その8月26日、朝日は1面で、同県警の組織的な裏金作りについてスクープする。裏帳簿を入手して書いた極めて正確なもので、事前に会計検査院に働きかけ、立ち入り検査も行われた。したがって、これで愛知県警が大きなダメージを受けていれば、漆間長官はその後、検察トップまで上り詰められなかったから、今日の官房副長官就任、問題発言もあり得なかった。
2009年3月14日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2009.03.13

<*連載*渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第58回 宮沢りえ妊娠騒動(後)」

 たけしが宮沢りえのことを心配するのは、ある事があったからしい。りえが売り出しの頃の話だ。「当時、マネージャーをやっていたりえママが、たけしに急接近して、りえの売り出しに利用しようとしたんです。たけしがりえのマンションに頻繁に通っていた時期がありました」(テレビ関係者)。たけしは、りえを娘のように可愛がっていたらしい。ところがCM共演であることが起こった。「インスタントラーメンのCMだったと思いますが、たけしが詞を書き、歌も歌ったCMです。もう時効だから、いいでしょ」と、広告代理店マンは続けている。「CMは海外で撮ったんです。その晩、泊まったホテルで”事件”は起きた。なんとたけしの部屋に深夜、りえが訪ねてきたんです。
2009年3月13日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


| | コメント (0) | トラックバック (1)

日本経団連・キヤノン会長=御手洗富士夫氏の親友ーー大賀被告と、“国税のドン”の愛人は同窓生

  まずは横の写真をご覧いただきたい。左手の男性は大賀規久被告。キヤノンの関連工事で脱税したとして、東京地検特捜部に逮捕されたコンサルタント会社「大光」などの社長。そして、右手の女性S氏は愛人。すでに妻は病死し、大賀被告は独身とはいえ、40歳近くも年齢が離れ、またそもそもの出会いの場(詳細は後述)を考えれば、愛人と呼ばれても仕方ないだろう。この写真は、すでにいくつかの週刊誌等に掲載されているが、カラーで出るのは始めてだろう。ところで、本紙はこの3月1日、大賀氏は政財界を繋ぐ太い警察人脈があるとして、大光グループ企業の複数の役員などに就いている、VIP専用警備会社「日本シークレットサービス」の創業者息子の存在を取り上げた。今回紹介するのは、対国税人脈。今回の容疑者は脱税だから、最終的には効果がなかったといえるのかも知れないが、ここまで発覚が遅れたのはこの国税人脈のお陰だったということもできるかも知れない。この有力者も大光グループの複数の企業の、こちらは監査役に就いていた。「ライトブラック」と「匠」で、ライト社の方は約2年半前に辞任しているが、匠の方は現在も前出・創業者息子と共に仲良く就いており、その名を「谷べ龍二」氏という。(以下に、谷べ氏と愛人の写真も掲載)
2009年3月13日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2009.03.12

これも債務逃れ!?  SFCG・大島健伸会長の別宅にも63億円抵当権

 本紙は大手商工ローン「SFCG」が民事再生法を申請するわずか1カ月ほど前、東京都渋谷区松濤の大島健伸会長(これまた直前に代表権を返上)の豪邸に100億円という巨額の抵当権が設定され、しかもその設定者が身内会社だったことから、Xデー後、競売処分されることを避けるために意図的に架空の巨額債務を設定したのではないかと疑問を呈する記事をこの2月8日に報じている。実は実質、大島会長が都内に構えている豪邸はこれだけではない。東京都文京区千駄木にもある。こちらの鉄筋コンクリート3階建の豪邸は、1966年建設と古い。というのは、そもそもこの家は、パチンコ店などを経営し、成功した大島会長の父・正義氏が建てたものだからだ。現在も、その父の名前が大きく刻まれた表札が掲げられている(その下に大島会長の名前)。だが、その父はすでに4年少し前に死去している(享年76歳)。そして、こちらの豪邸に63億円もの巨額抵当権が設定されたのは、松濤の自宅への100億円抵当権設定とわずか3日違い、いずれにしろ、民事再生申請(2月23日)直前のことだった。(以下に、その豪邸の写真を掲載)
2009年3月12日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


| | コメント (0) | トラックバック (1)

<*連載*渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第57回 宮沢りえ妊娠騒動(前)」

 本当に芸能界は何でもあり。芸能人は売名のためには、人の不幸や自分の事故、身内の不幸でも宣伝に利用するだけでなく、ヤラセだろうと何とも思わぬ世界でもある。もちろん、芸能マスコミもそれを許し大々的に宣伝協力するのが常だ。それでも最近、驚かされたのが宮沢りえ(35)の妊娠(6ヶ月)騒動と、プッツン女優の異名で知られる石原真理子(45)と、一昔前の人気歌手だった玉置浩二(50)の老いらくの結婚発表だ。特に宮沢りえのことは、本欄連載でも以前、指摘したが、それでも突然のできちゃった(妊娠)報道には正直驚かされた。しつこいようだが結婚報告ではない。できちゃった結婚報告ではない。すでに妊娠6ヶ月ということは、何事もなければ後数ヶ月で赤ん坊が産まれるということになる。さらに驚かされたのは、一緒に住むステージママの光子さえこの妊娠のことも、相手の男の名前も仕事の内容も知らなかった事実。
2009年3月12日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

<心声天語> (99)「バカ野郎!」

 数年前、派遣会社から解雇された日系ブラジル人のアントニオさん(当時35歳)が、「上司に『バカ野郎』と言ったことで解雇されるのは、不当解雇にあたる」として、裁判所に地位確認を求めた。これに対し名古屋地裁は、解雇は無効だとして、会社側に賃金の支払いを命じた◆アントニさんは、休暇をめぐり会社と対立、役員に「バカ野郎」と罵声を浴びせた。すると2日後、「職場の秩序を乱した」との理由で解雇された。裁判官は、「部下として言ってはいけない言葉だが、別の部に配置するなど、努力を怠ったことは“解雇権の乱用”」と結論付けた◆部下が上司に「バカ野郎」と言うのは、あり得ないことだ。腹に据えかねることで「バカ野郎」と言ったとしても、「バカ野郎」という言葉を放った以上、それ相当の覚悟は当然である。なにより、自分の父親と同じ年代の人に「バカ野郎」とは、人間的にも問題だ◆昭和23年の吉田内閣時、衆院本会議で吉田首相と議員が激しくやりあった。議員『首相は興奮しない方がいい』、首相『無礼なことを言うな』、議員『何が無礼だ』、首相『バカ野郎!』、議員『バカ野郎とは何だ!』。吉田首相は、この議論をもって衆院を解散、これが「バカヤロウ解散」である◆「バカ野郎」という言葉は、辞める時の、お別れの言葉というのが常識になっていた日本、ところが最近では、「バカ野郎」と言う部下でも首にはできない。なんと寛容な国だろう。日本社会に「喝!」を入れるためにも、麻生首相がここらで、“祖父”に倣い「馬鹿野郎!」と啖呵をきってほしいものだ。(和光)
2009年3月12日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.11

警視庁が注目する「お宝ファンド」のオーナーの正体

 警視庁が、ある匿名組合方式のファンドを展開する会社A社の事業内容とそのオーナーについて、内偵を始めていることが関係者の証言などからわかった。そのファンド、1口50万円からで、すでに3億円ともいわれる資金を集めているとされる。入手したパンフレットなどによれば、さすがに元本保証は謳っていないものの、預託期間は1~3年間で、その3年間合計の最低配当率は何と100%を謳っている。要するに、年間33%以上の利回りを上げるというのだ。この利率、つい先日、主催者が逮捕された「円天」と同程度で、怪しい限りだが、このファンドは「お宝捜し」という夢を売っている点、それにどういう関係か好意的記事が有力週刊誌で取り上げられたこともあり、好評を博しているようだ。だが、警視庁が注目しているのは、その運営内容より、まず、そのオーナーや運営に携わる者に関心があってのことであるようだ。というのは、このオーナー等、過去、重大事件に関係しているからだ。
2009年3月11日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(209)「船井総研」の高専賃経営セミナーにおける灰色指南に批判

「船井総合研究所」といえば、東証1部上場の経営コンサルタント大手。もっとも、創業者でいまも大株主の船井幸雄氏の「疑似科学」志向などを巡って批判もあるが、2000年に代表に就任した小山政彦社長はこうした路線と一線を引いているとされる。その船井総研が、昨年半ばに行った「高年齢者専用賃貸住宅」(高専賃)の経営セミナー(DVDも販売されている)の内容に関し、介護業界関係者の間から批判の声が出て来ており、今後、拡大しそうな雲行きなのだ。というのは、そのセミナーの内容だが、参加土地オーナーの関心を強く買いたいがためか、法律にも抵触するのでは、と思えるほど、この住宅向け利回りがいかにいいかというオーバートーク発言が出て来ているからだという。
2009年3月11日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2009.03.10

シティーバンク銀行の手形債権を「SFCG」大島健伸会長ファミリー企業が騙取か!?

 大手商工ローン「SFCG」と、世界的な金融コングマリッド「シティーグループ」の日本における銀行=シティーバンク銀行といえば、かつては大のお得意様同士だった。民事再生申請後の債権者一覧表(冒頭写真)を見ても、シティバンク銀行は約546億円の債権を有しており、最大の債権者だ。そういう蜜月関係から、SFCGは経営が傾くとシティーバンク銀行側に、日本振興銀行同様、かなりの貸出債権の一括譲渡を行い、手っ取り早く現金化し、運転資金に充てていた模様だ。だが、いよいよ資金繰りが厳しくなった昨年後半に入ってからは、SFCG関係者によれば、そのなかにも債権を2重譲渡したものが交じっているとのことだった。シティバンク銀行に限らず、ともかく現金化すべく、債権額を改ざんして多くするなど、さまざまな手口の疑惑が出ているのは、すでに本紙でも既報の通りだ。こうしたなか、本紙はある手形コピーを入手した(以下に裏書欄転載)。簡単にいえば、シティバンク銀行に譲渡された、ある手形割引専門業者が割り引いていた手形の換金をSFCGに依頼したものと思われる。これを奇貨とし、大島氏はファミリー企業を善意の善意の第3者とし……。
2009年3月10日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.03.09

久間章生元防衛相人脈ともリンクーー「東邦グローバルアソシエイツ」を牛耳る中澤人脈(Ⅲ)

  前の2回の記事で、あの旧「グッドウィル・グループ」による「クリスタル」買収の仲介で180億円もの手数料収入を得、いまその脱税容疑で当局のターゲットにされている公認会計士・中澤秀夫氏が、いかにして大証2部上場「東邦グローバルアソシエイツ」に介入して行ったかレポートした。昨年2月、まず「トップ・ギア・インベストメント・リミテッド」なるダミー会社を使って約53%の株を買い占める。その上で、同年6月、現社長の横田満人氏、比嘉努取締役管理部長を送り込んだ。その後、喜田俊雄氏なる人物も経営に深く介入。そして、このなかの横田社長を紹介、また喜田氏は「久間調査会」副会長を名乗っており、久間章生元防衛相の人脈ともリンクしていることもお伝えした。では、中澤人脈が東邦グローバルに介入して約1年が経過した現在、同社はどういう状況なのか。前出「トップ・ギア」が株式を買い占める前後、東邦グローバルの株価は約500円まで急騰。だが、それは一瞬で、現在はわずか12円(9日終値)と見る影もない。しかも監査法人から結論を表明しないといわれ、2月26日から管理ポスト入りしてしまった。その26日、東邦グローバルは担当監査法人「フロンティア監査法人」の結論を表明しない旨の報告書を掲載しているが、そこにはこんな記述がある。「ロシア連邦における人工島の建設事業に関しては、引き続き脆弱な財務状況から脱するまで、資金の必要となるプロジェクト推進業務は一旦延期し」。昨年2月の株価急騰の原因は、このロシアの人工島建設で仕事を受注できそうだと東邦グローバルがIRしていたことに尽きる。それが、それからわずか1年で資金がないから中止? これでは、会社上げての株価操作と批判を受けても申し開きできないのではないか。
2009年3月9日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

<心声天語> (98)「らしくない」人間たち

燃え盛る炎に立ち向かう消防士に“男らしさ”を感じ、ねじり鉢巻をした魚屋のオヤジが大きな声を張り上げている姿を見ると「らしさ」を感じる。もしも、消防士が火を怖がり、魚屋の親父が元気のない声だとしたら、「らしくない」との印象に映るだろう◆消防士や魚屋のオヤジだけではない。どのような職業でも、その職業に携わる人たちが最も輝いて見える「華」なる印象がある。われわれがさまざまな「制服」に良きイメージを重ね合わせるのも、その職業から放たれる「華」への期待からだ◆「華」とは「らしさ」でもある。ところが最近、この「らしさ」を身につけている人が少なくなってきた。子供らしくない子供、教師らしくない教師、女らしくない女、政治家らしくない政治家。「らしくない」人間が増えると味気ない世の中になってしまう◆アメリカのオバマ新大統領には「華」があり、リーダー「らしさ」が漂っている。反面、日本の政治家は、「華」どころか最も「らしくない人種」に感じられる。他の「らしくない」人間は大目にみるとしても、政治家だけは、「らしさ」に拘ってほしいものだ◆政治家の政治家たる所以は、国民との約束を守れるかどうかにある。国民の前で「国家と国民のために死ぬ気で頑張る」と約束したならどのような試練が横たわっていようと最後まで、最善をつくさなければならない。それが…国家のリーダーである首相が途中で投げ出すことは「らしくない」人間の見本みたいなものだ。これだったら、魚屋のオヤジの方がまだ、ましである。(和光)
2009年3月9日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.08

漆間官房副長官が本音を吐露? 永田町で流れる小沢一郎潰し「米国仕掛け説」

 小沢一郎民主党代表公設秘書の逮捕を巡り、いま、永田町の事情通の一部では、「米国仕掛け説」が真顔で語られている。公設秘書の逮捕が、極めて例外的に、しかも自民党が下野することになる確率が極めて高い総選挙が近く行われるこの時期、絶妙のタイミングで行われたことは事実。そのため、本紙では政権与党=自民党による「国策捜査」の可能性を指摘したが、その背後にさらに米国のオバマ政権の意向があるとでは、いう内容だ。いくら何でも、陰謀論の一種とも思うのだが、この仕掛け説、漆間巌官房副長官の発言で、信ぴょう性を増しているというのだ。公設秘書逮捕は3月3日のことだったが、その2日後、政府高官が首相官邸で開かされた記者クラブ所属の大手マスコミとの定例懇談の席で、オフレコながら、「(西松建設を巡る政治資金規正法違反で)自民党側は立件できないと思う」と漏らした件だ。本日朝のフジテレビ番組で、河村建夫官房長官は、この発言の主が漆間副長官で、厳重注意したことを明かした。漆間官房副長官といえば、元警察庁長官で、内閣機密情報だけでなく、検察庁を含めた捜査機密情報も知り得る立場にある御仁。それでいて、例の麻生邸ツアー逮捕事件ではその関与が指摘されるなど、目立ちたがり屋で、脇が甘いとの評が専らだ。そのため、ついポロッと最重要機密情報の一部を漏らしてしまったのでは、というわけだ。では、その最重要機密情報とはいかなるものなのか。
2009年3月8日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

<書評>「日米防衛利権の構造ーー『憂国』と『腐敗』」(野田峯雄・田中稔。第三書館)

 防衛商社「山田洋行」と守屋武昌前防衛事務次官の贈収賄事件、その延長戦で弾けた“防衛フィクサー”秋山直紀被告の脱税事件を契機に、本書は執筆されている。この手の書籍は、情報が限られることもあってか、事件の流れをおさらいしただけのものが多い。だが、本書は違う。この事件の背後に見え隠れするさらなる巨大な疑惑にまで、深く切り込んでいる。例えば、山田洋行の利権には久間章生元防衛相、いま「かんぽの宿」問題で疑惑が出ている西川善文元住友銀行頭取も深く関与していたと思われるが、その内容についても極めて具体的に記している。さらには、ダグラス・グラマン事件以降、防衛利権に極めて強かった日商岩井(現・双日)の影響力が落ち、その空白期をぬって1980年代以降、前出の秋山被告がいかに力をつけて来たかも詳細にレポートしている。その際、秋山が頼ったのが故・金丸信副総理(元防衛相)であり、金丸が防衛利権食い込みに利用したのが故・田村秀昭元空将(元参議院議員)。その田村の選挙資金を出したのが山田洋行で、金丸と山田洋行を結びつけたのは西川の前の頭取・巽外夫という具合だと本書は解説する。かれこれ20年以上も、防衛利権を追っている超ベテランの2人の著者は、その太い人脈を駆使しての証言取り、入手した膨大な内部資料などを元に、「憂国」という名の下、この間、自衛隊制服組、政治屋、商社などの誰が防衛利権を食いものにして来たか、他にも多くの実名を次々と上げて疑惑を呈している。
2009年3月8日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2009年3月1日 - 2009年3月7日 | トップページ | 2009年3月15日 - 2009年3月21日 »