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2009.12.23

<心声天語>(170)オウム真理教幹部の死刑

1995年、世界一の都市で起きた「地下鉄サリン事件」は、日本だけでなく、世界に衝撃を与えた。この大それた事件を仕組んだ「オウム真理教」は、宗教法人として認可されて以降、各地に支部や道場を設置、ロシア等海外にも支部を設置、1989年当時には約1万人の信者がいた◆1984年、麻原彰晃なる男がヨーガ道場「オウムの会」を始めた。その後、1987年に宗教団体「オウム真理教」を設立。この頃、オカルト系雑誌などがオウムの会を「ヨガ団体」として紹介していた。この時に掲載された写真が、麻原が座禅を組んで跳躍する、オウムが言う所の「ダルドリー・シッディ(空中浮揚)」である◆多くの若者がオウム真理教に入った。弁護士・医者・教授など、エリートたちも少なくなかった。その中に、後に麻原の寵愛を受ける「井上嘉浩」がいた。信心深い井上は、修行の天才として、信者獲得や布施集めを精力的に行った。当時の井上にとって麻原は、“神”であった◆10日、井上の上告審が最高裁で開かれ、一審の無期懲役が棄却、「死刑」が確定した。一審で無期を告げられた時には声を上げて泣いたが、今回は無言であった。7月、井上が関係者に送った手紙には、「夢の中で教団から追いかけられ、悪夢にさいなまれている」と記されてあった◆自分が信じた“神”が“悪魔の化身”と知った時の、天が崩れるような衝撃は、死よりも大きなものであったはずだ。でも、悪魔の手先として犯してきた罪は、死をもってしても償いきれないものである。たとえそれが「信じたがゆえの罪」であっても…。井上だけではない。人間は、自分の知らないうちに罪を犯し続ける、ものなのである。(和光)
2009年12月22日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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