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2009.11.10

<心声天語>(160)ただいま「失業中」   

月曜日の朝、男性社員が「辞職願」を提出した。そこには「一身上の都合」とあった。「一身上の都合」が何であるかは知らないが、日本ではそのように書くのが形式である。便利な言葉だ。辞める理由を再度、聞いてみた。すると、仕事が自分に合わないからだという◆「辞職願」を出した社員を面接した時、爽やかな印象を受けた。なにより、『この会社で人生を研きたい』との言葉が、頼もしかった。ところが、入社4カ月目で辞めることになったのである。社員を去らせてしまう責任の一端は、会社側にもあろう。しかし、「石の上にも三年」ではないが、4か月で答を出すのは、早すぎる◆就職難の中、多くの業種で求人を募集している。しかし、その多くは、給料が安く、やりたくない仕事、という理由で敬遠されている。自分のやりたい仕事で高収入を得る…理想的である。だが、働く意味の現実は、やりたくない仕事でも我慢しなければならない“辛さ”なのである◆昨年末、日比谷公園に「年越し派遣村」ができた。この“イベント”の発起人によると、暮れに同様の問題を持つ人たちと居酒屋で飲んでいた時、話が決まったという。居酒屋で一杯やりながら…自家用車で会場に来た“失業者”もいた。国は彼らのために救援策を講じるそうだ◆昔、給料も払わずに働かす「丁稚奉公」なる制度があった。また「野麦峠」の女工たちは、過酷な労働を強いられた。労働者の権利がないがしらにされた時代である。それでも、当時の若者たちは「家族のため」「生きるため」に歯を食いしばって、頑張った。豊かになり過ぎた今の日本では、働くことの理由、動機が限りなく曖昧になっているような気がして、ならない。(和光)
 2009年11月10日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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