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2009.11.13

<心声天語>(161)市橋容疑者の「逃亡と罪」

英国人女性殺害で指名手配されていた市橋容疑者が逮捕された。事件から2年7カ月後の逮捕である。市橋は、大阪、福岡などに潜伏し、整形手術を重ねながら逃走していた。マスコミにとってこのニュースは、酒井法子覚せい剤事件に続く「最上級のネタ」…まさに“上報”であろう◆市橋逮捕の報せに、被害者の親と容疑者の親がやるせない心情を語った。その中で、市橋の両親が語った『あの子は自殺していると思っていた』という言葉には、親と子の、どうにもならない情、因果を感じずにいられなかった。市橋の両親は、たとえ殺人犯でも“生きていてくれた”という事実には、ホッとしたはずであろう◆昔、「逃亡者」という米ドラマがあった。無実の罪で死刑を宣告された医師「リチャード・キンブル」が、警察の追跡を逃れ、全米を旅する物語だ。髪を染め、名を変え、さまざまな労働に就きながら逃げ続ける。ドラマとはいえ、逃亡者ゆえの“ぎりぎりの生”が観る者を釘付けにした◆逃亡者といえば「福田和子」を思い出す。彼女の逃亡生活も、ドラマチックであった。多くの偽名を使い、整形手術を繰り返し、各地を転々として15年近くも逃げ続けた。しかし、時効数カ月前に逮捕された。彼女はその後、無期懲役の判決に控訴したが棄却され、収監された◆「逃亡者」ほど、哀れな人間はいない。自分という人間を隠し続け、逃げることのみが人生の目的となる逃亡生活は、罪を償う苦しみ以上の苦しみである。先の「福田和子」は、収監中の2005年に脳梗塞で死去、享年58歳であった。哀れな運命である。人間は罪から逃れられない…罪は必ず、運命にて裁かれるものである。(和光)
2009年11月13日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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