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2009.10.29

<心声天語>(158)一葉落ちて天下の秋を知る

秋になった。実りの秋、祭りの秋…秋は暑く寒くもない、過ごしやすい季節だ。「四季の歌」の歌詞に、『春を愛する人は 心清き人~』『夏を愛する人は 心強き人~』『秋を愛する人は 心深き人~』『冬を愛する人は 心広き人~』とある。“心深き人”…秋が「哲学の季節」といわれるのも、なんとなくわかるような気がする◆「一葉落ちて天下の秋を知る」という言葉がある。これは前漢の時代、淮南王の劉安が著した『淮南子』という書物に出てくる「一葉落つるを見て、歳の将に暮れんとするを知り、瓶中の氷を見て、天下の寒きを知る」という言葉だ。その後、「文録」に唐人の詩として「一葉落ちて天下の秋を知る」と載った◆『淮南子』での、「一葉落つるを見て、歳の将に暮れん~」という意味は、小さな現象から根本を悟らねばならぬということだが、その後はむしろ、小さな兆候から“衰え亡びようとする形勢”を察する喩えに、用いられている。坪内逍遙の「桐一葉」は、片桐の桐をとると同時に、豊臣家の衰亡の意をこめている◆味をみる場合、全部食べなければわからないということはない。小皿にとって一口食べるだけで、全体の味がわかる。また、湿気を吸わない羽と、湿気を吸う炭とを秤にかけると、空気が乾燥しているか、湿気があるか、を知ることができる◆今年の日本の秋は、「新政権がスタートした秋」だ。新政権が発足して一ヶ月半、今のところ高支持率を維持している。しかし…発足の当時の期待感は、段々と薄れてきた。新政権の、最近の言動を見ていると、衰え亡びようとする兆候が見え隠れしている。一葉落ちて秋を知るのもいいが、秋の次には「冬」が控えていることも、忘れないように。(和光)
 2009年10月29日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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