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2009.10.05

<心声天語>(153)石原都知事の落胆

 2016年夏季オリンピックは「リオデジャネイロ」に決定した。石原知事は肩を落とし、いつもの、元気すぎる面影は消えていた。無理もない。知事をはじめ、オリンピック招致関係者の多くは、東京開催が70~80%と思っていただけに、落胆も大きかったようだ◆記者が知事に『敗因は?』と質問した。すると知事は、『敗因? わからないね。内容は東京が一番と思うけどね』と語った。知事の言う「内容は東京が一番…」というのは、設備などの、ハード面であろう。しかし、そうではない。オリンピック開催は、国際舞台での存在感、外交力、そして、メッセージや感動に左右される◆一九六四年の東京オリンピックは、敗戦の痛手を乗り越え、世界で唯一の被爆国である国がアジア初のオリンピックを開催する、という熱きメッセージ、感動があった。同じく、“分断国家”という宿命を背負った国で開催されたソウル・オリンピックも、同じである◆その間、熱心にオリンピック招致に取り組んできた「リオデジャネイロ」は、オリンピック委員たちが実態調査に来た際、彼らを貧困街につれていき、治安が目に見えて向上している現実を“あえて見せた”そうだ。東京が数億円をかけて作った「箱もの」の模型を展示し、はしゃいでいた時である◆オリンピックを「五輪」という。『五輪書』(ごりんのしょ)は、宮本武蔵の著した兵法書である。書名の由来は密教の五輪(五大)になぞらえて、「地・水・火・風・空」の五巻に分かれる。その中でも「火の巻」と「風の巻」が最も重要とされている。火を「熱きメッセージ」、風を「国際世論の流れ」とするなら、メッセージも感動もない東京は、負けて当然であろう。(和光)
 2010年10月5日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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