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2009.05.07

<心声天語>(113)母の日

二十六歳でこの世を去った石川啄木は、二十二歳のとき、後世に残る素晴らしい短歌を作った。啄木の短歌の中で一番好きなのが、啄木が母を背負った時に詠んだ『たはむれに母を背負ひて. そのあまり軽きに泣きて. 三歩あゆまず』だ。啄木の母「カツ」の、老いた姿が目に浮かぶようである◆.五月の第二日曜日は「母の日」、子どもが母に感謝を表する祝日だ。他の祝日は皆、日が指定されているのに、母の日だけは“第二日曜日”になっている。これは、仕事や用事などで母の日が疎かになっていけないとの、配慮からであろう◆ 母といえば孟子の母が有名だ。孟子の母は、最初に墓地の近くに住居を移し、次に市場の近く、さらに学校の近くにと、三度も引越しをする。「孟母三遷(さんせん)の教え」である。また、孟子が就学の半ばで帰省した時、母は織りかけの織布を断って、『学問も途中でやめればこの断機と同じ』と孟子を戒めた◆孟母だけではない。世の母たちは、子のためにはどんな辛い苦労も厭わない。母への感謝は、“感謝”の言葉をもってしても足りないぐらい尊きものである。天才も、凡人も、殺人者も……この世で唯一裏切らない存在が「母親」なのである◆今、このコラムを読んでいる読者たちにも母がいる……或いは、いたはずだ。ある母は、遠く離れた我が子を案じ、またある母は、逝ってしまった子の魂に日々、呼びかけている。どんな人間も、自分がこの世に存在しているのは母なくしてありえなかったことを忘れないことこそ、母への、真の感謝なのである。(和光)
  2009年5月7日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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