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2009.04.13

<心声天語>(107)「裏切り」を知らない犬たち

昨年十一月、オーストラリア沖でヨットから荒れた海に転落し、絶望視されていた四歳のメス犬が約四ヶ月ぶりに発見され、飼い主と奇跡の再会をした。犬は転落場所から約九キロ先の離島まで自力で泳ぎ着いた◆東京帝国大学(現・東京大学)農学部の教授、上野英三郎が飼っていた「ハチ」は、上野の存命中は玄関先や門の前で主人を見送り、一九二五年五月に上野が急逝した後も、渋谷駅前で主人の帰りを待ち続けた。渋谷駅で主人を待ち続ける「ハチ」のことが東京朝日新聞に掲載された、主人を慕うハチの一途な姿に人々は感銘、「忠犬ハチ」と呼ばれるようになった◆新潟県山古志村で暮らす石川家に生まれたばかりの子犬がやって来た。幼いころに母を亡くした兄弟が「マリ」と名付け、一生懸命に面倒をみた。やがてマリは成長し、3匹の子犬を生むが、そんな幸せな一家を新潟地震が襲った。母犬マリは、人がいなくなった被災地の現場で飢えと闘いながら子犬たちを育てる。マリの母性と健気さ、気丈夫さは、日本中に感銘を与えた◆古今東西、犬と人間の物語は数多くある。日本の御伽噺にも、多くの犬が登場する。正直者の爺に宝物を与えた「花咲じじい」の犬。猿やキジと一緒に主人の鬼退治を援けた「桃太郎」の犬◆「裏切る」という概念をもっていない犬たち。また打算や計算もない。犬は自分を大切にしてくれる飼い主をとことん信頼し、ついてくる。犬たちは、“人間様たち”が失ってしまった《金より大切なもの》が何であるかを、知っているようだ。犬たちの価値観、人生観…いや“犬生観”の方が人間以上に、気高いものに思えてきた。(和光)
2009年4月13日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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