« 警視庁が注目する「お宝ファンド」のオーナーの正体 | トップページ | <*連載*渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第57回 宮沢りえ妊娠騒動(前)」 »

2009.03.12

<心声天語> (99)「バカ野郎!」

 数年前、派遣会社から解雇された日系ブラジル人のアントニオさん(当時35歳)が、「上司に『バカ野郎』と言ったことで解雇されるのは、不当解雇にあたる」として、裁判所に地位確認を求めた。これに対し名古屋地裁は、解雇は無効だとして、会社側に賃金の支払いを命じた◆アントニさんは、休暇をめぐり会社と対立、役員に「バカ野郎」と罵声を浴びせた。すると2日後、「職場の秩序を乱した」との理由で解雇された。裁判官は、「部下として言ってはいけない言葉だが、別の部に配置するなど、努力を怠ったことは“解雇権の乱用”」と結論付けた◆部下が上司に「バカ野郎」と言うのは、あり得ないことだ。腹に据えかねることで「バカ野郎」と言ったとしても、「バカ野郎」という言葉を放った以上、それ相当の覚悟は当然である。なにより、自分の父親と同じ年代の人に「バカ野郎」とは、人間的にも問題だ◆昭和23年の吉田内閣時、衆院本会議で吉田首相と議員が激しくやりあった。議員『首相は興奮しない方がいい』、首相『無礼なことを言うな』、議員『何が無礼だ』、首相『バカ野郎!』、議員『バカ野郎とは何だ!』。吉田首相は、この議論をもって衆院を解散、これが「バカヤロウ解散」である◆「バカ野郎」という言葉は、辞める時の、お別れの言葉というのが常識になっていた日本、ところが最近では、「バカ野郎」と言う部下でも首にはできない。なんと寛容な国だろう。日本社会に「喝!」を入れるためにも、麻生首相がここらで、“祖父”に倣い「馬鹿野郎!」と啖呵をきってほしいものだ。(和光)
2009年3月12日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

|

« 警視庁が注目する「お宝ファンド」のオーナーの正体 | トップページ | <*連載*渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第57回 宮沢りえ妊娠騒動(前)」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57690/44322353

この記事へのトラックバック一覧です: <心声天語> (99)「バカ野郎!」:

« 警視庁が注目する「お宝ファンド」のオーナーの正体 | トップページ | <*連載*渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第57回 宮沢りえ妊娠騒動(前)」 »