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2009.03.26

<心声天語>(103)天才たちの「自殺」

先週末、「新聞紙面で見る七十五年の歩み」という雑誌を無造作に捲っていたら、昭和二年(一九二七年)七月二十四日付け大阪毎日新聞のページに、「芥川龍之介氏劇薬自殺す」との大きな見出しが掲載されていた。それをみて、「そうか、芥川龍之介は八十二年前に自殺したのか」と思った◆「芥川賞」は、文壇を志す人たちにとっては登竜門ともいうべき存在である。また、芥川龍之介も、日本の文学史に強烈な足跡を印した作家だ。しかし、ありあまる才能をもって生まれた彼がなぜ、三十六歳という若さで、死を選択したのだろう◆芥川龍之介だけではない。太宰治も、川端康成も、三島由紀夫もみな、自ら命を絶っている。天才は長生き出来ないというが、彼らも同様に、天才と生まれたがゆえ…人生の「答え」までもわかってしまったがゆえに、死を選択したのかもしれない。芥川龍之介の遺書には、「心境は澄み生に執着なし」と記されてあったそうである◆最近、中高年者の自殺が増えている。世界的な現象だ。人間、生きる糧を見失った時に死を意識する。生きることの虚しさ、空しさに心揺らいだ時に死が安楽に思えてくるのは、死というものは常に、「生」と向かい合った結果にて選択されるからである◆人生の「答え」が見えてしまったことで自殺する天才たちも、苦しみや虚しさに耐え切れずに自殺する者たちも、授かった命を自ら絶つのは、自分勝手な、傲慢な行為でしかない。いくら自分の命とはいえ、生かされていることの「感謝」に気付かないから、死を選択するのである。(和光)
2009年3月26日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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