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2008.12.08

<心声天語> (73)「ノーベル賞」

今年、日本人科学者三人が「ノーベル賞」を受賞。日本人の受賞者は、一九四九年の湯川秀樹氏から数えて十五人となった。世界で最も権威ある「ノーベル賞」には、物理学賞、化学賞、医学・生理学賞、文学賞、平和賞の五つ賞があり、世界中の科学者たちに希望と糧を与えてきた◆ノーベル賞の創立者であるアルフレッド・ノーベルは、一八三三年にスウェーデンのストックホルムで生まれた。ノーベルが生まれた年、父親が経営していた会社が倒産、ノーベルは幼い時から貧しい生活環境で育った◆幼い時から「天才」と呼ばれたノーベルは、十七歳までに五ヶ国語を話せたという。また、物理や化学などでも天才ぶりを発揮、後にニトログリセリンに興味をもったことで安全性の高い爆薬を発明、それを「ダイナマイト」と名づけた。世界各国でダイナマイトの製造特許を取得したノーベルは、天文学的な財産を手にした◆生涯独身であったノーベルは、富を手にすることだけが人生の喜びだと信じていた。彼の親類や友人たちは、富に執着し、猜疑心が強く、自分の弁護士さえも信じようとしなかったノーベルを嫌い、彼のもとから去っていった◆一八九六年十二月十日、脳溢血で倒れたノーベルの遺書には、「遺産すべてをノーベル賞の基金に」と記されてあった。孤独な人生を生きたノーベルではあったが、人生の幕が下りようとした時、「人間の心は決して、富では満たされない」、「人生の幸せは『与える』ことでもたらされる」と気づいたのだろう。ノーベル賞の授賞式は、毎年十二月十日の、彼の命日に行われる。(和光)
2008年12月8日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナル

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自由民主党政権の支持率が低下したことが報じられたが、同時に民主党の支持率も向上しないということも示されている。日本の政治がこれほど混迷状態にあることは何が原因だろうか。私は国民の政治意識の反映と捉えられると思う。 国民がすべてお任せ主義できたことのつけがここに出てきてしまっている。国民の政治参加は選挙を通して行われるが、それだけで終わってしまって国民が政治に関する自らの考えを表明していかないと、代議制は正常に機能しない。国民の政治に関する意識の低さが、実は政治混迷の主な原因ではないかと考えるわけであ... [続きを読む]

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