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2008.12.19

<心声天語> (76)「遺伝子情報の解読」  

一九九一年、人間の遺伝子情報を解読する国際プロジェクト、「ヒトゲノム計画」がスタートした。そして二〇〇三年、全作業を終了した。遺伝子情報がわかると老化や病気ばかりでなく、生命のメカニズムをも解明できる。最近では、「DNA鑑定」が犯罪捜査、遺産相続などにも使われ、大きな成果をあげている◆英国で先日、二十数年前におきた殺人事件が「DNA鑑定」によって解決した。殺人現場で採取した犯人の髪の毛が決め手となった。すごいことである。この先、世の科学者たちは「DNA鑑定」よりももっとすごいことを実現させてくれるだろう◆人間も含め、この地球上に存在する全ての生物は、遺伝子情報を受け継ぐことで種を存続させてきた。いわば遺伝子情報は、生命の根源でもある。しかし…いくら遺伝子情報の解読が人類にとって重要な研究とはいえ、神の領域にまで入り込むのは、どうかと思える◆「カエルの子はカエル」「子は親に似る」という言葉がある。実際、仕草や性格が似ている親子が、少なくない。しかし、このような現象は遺伝子に影響されたものではなく、育つ過程における「親の影響」なのである。親の教育が重要な意味をもつのも、そのためだ◆「氏より育ち」と言う言葉がある。人間の個性や人格は、遺伝子情報によって決定されるのではなく、育つ環境、教育、人生にて培われる知恵によって形成される。そうでなければ、努力や汗が意味をなさなくなる。すべての現象を「科学の力」で解明できると信じている“傲慢な科学者たち”も、「トンビが鷹を産む」という言葉までは、解明できないだろう。(和光)
2008年12月19日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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コメント

>「人間の個性や人格は、遺伝子情報によって”のみ”決定」されるわけではないだけで、傾向は遺伝する。知らないことは語るべきではない。

投稿: くだらん | 2009.12.06 20:15

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