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2008.11.13

<心声天語> (66)「歪んだ食欲」

十八世紀、英国の劇作家が或る晩、パーティーに集まった友人たちに『今夜は人間のように飲みますか? それとも、獣のように飲みますか?』と尋ねた。すると友人たちは、『勿論、人間のように飲みます』と答えた。そこで彼は、『それでは、今晩はへべれけに飲みましょう。獣は必要以上に飲みませんから』と言った◆生物の本能の中で最も制することが難しいのが、食欲である。獲物を奪い合う動物たちの生態を見ていると「やっぱり畜生だな」と感じたりする。ところが、人間は必要以上に食べたり飲んだりして健康を害するも、獣は食べすぎ飲みすぎで胃を悪くすることがない。人間の暴飲暴食は、獣以上である。◆テレビでは、どこの局も「料理番組」「グルメ番組」を垂れ流している。また、豊かな食生活の影響からか年々、糖尿病患者が増えている。暴飲暴食で病に冒される人が少なくない。とくに、酒を飲んで運転してはいけないとわかっていながらも、飲酒運転で命を落とす人たちが後を絶たない◆暴飲暴食における執着は獣よりすごい人間だが、そのかわり人間は、自分の食べる分まで他人に分け与えたりもする。自分の空腹を我慢して他人に食物を与える行為は、獣たちにはできないことだ◆人間には、何がなんでも自分の欲望を満たそうとする「貪欲な部分」と、隣の人に分け与える「施す」部分がある。人間の中に共存する二つの対極した振る舞いをして、さまざまな結果を生じさせているのである。(和光)
2008年11月13日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナル

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