<主張>懸念される麻生内閣・警察元トップ官房副長官起用
漆間巌元警察庁長官(63)が、麻生太郎内閣の官房副長官に就任した。警察庁出身者が同職に就いたのは30数年ぶりという異例人事だったことは本紙でも指摘した通り。その30数年前に官房副長官に就いたのは、元警察庁警備局長の川島廣守氏。正確には32年ぶりということになるが、元長官ということでいえば川島氏の前の故・後藤田正晴氏以来。後藤田氏が就任したのは1972年7月、田中角栄内閣においてのことだった。その後、後藤田氏は代議士になり、わずか当選2回で第2次大平内閣の自治大臣として初入閣。中曽根康弘内閣で官房長官に就任。さらに副総理まで勤めた。結局のところ、後藤田氏がこれほど異例の出世を遂げたのは、もちろん本人の能力もそうだろうが、ロッキード事件に遭遇し、そして何より長官退任後、直に官房副長官に抜擢され、警察庁とのパイプが太く、しかも旧内務省出身で情報に強く、その情報収集力が買われ、あるいは、脅しとして効いていると考えていいだろう。これに対し、漆間氏の場合……。
2008年11月30日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ
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