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2008.11.10

<心声天語> (65)「翼よ、あれがパリの灯だ」

米サイエンス雑誌に、二十世紀で最も大きな影響を与えた発明は「電話」と「テレビ」と「飛行機」とあった。そして、その中で一番発達したのが航空技術と記されていた。ライト兄弟が初めて空を飛んだのが一九〇三年、最初は三十二メートル、四回目には二百六十メートルを飛んだ。あれから百年、今では何百人もの乗客を乗せて飛ぶ旅客機まで登場した◆人類の初飛行から十六年後、ニューヨークのある事業家が、ニューヨーク=パリ間を無着陸で飛行した者には二万五千ドルの賞金を出すと発表した。当時の飛行機の性能から無謀といえるこの試みに六人が名乗りを上げたが、みな命を落とした◆一九二七年五月、暗くなったパリの上空に一機の単発飛行機が姿を現した。二十五歳の米青年、チャールス・リンドバーグが操縦する「スピリット・オブ・セントルイス号」である。前日の午前八時、パリから五千八百キロ離れたニューヨークを飛び立って以来、三十三時間余り一睡もしないで飛び続けた。彼は、エッフェル塔の灯りが見えた時、「翼よ、あれがパリの灯りだ」と呟いた。この言葉は、後に映画の題名にもなった◆一介の郵便飛行士から世界の英雄となったリンドバーグ青年は、英国の国王ジョージ五世に招かれ、英国へ帰る時はわざわざ米海軍の軍艦が派遣された。米大統領は、チャールス・リンドバーグ青年を国民的英雄として出迎えた◆飛行機というものを発明した人類の叡知は素晴らしいものだ。しかし、それ以上に素晴らしいのは、命をかけて未知なる可能性に挑んできた人たちの、情熱や勇気である。(和光)
2008年11月10日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナル

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