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2008.10.02

<心声天語>(56)「イグ・ノーベル賞」

毎年10月、米国のハーバード大学で「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われる。イグ・ノーベル賞は、1991年、ハーバード系の科学雑誌「ありそうもない研究」の編集者が創設した賞である。この賞は、人々を笑わせ、考えさせてくれた研究に贈られる◆イグ・ノーベル賞の運営を支えているのは、研究者や市民らのボランティアたちだ。受賞者の旅費は自己負担、贈られるのは「栄誉」と手づくりの記念品だけ。それでも、6人のノーベル賞学者までが参加、世界中のマスコミが必ず報じるほどの人気イベントになっている◆イグ・ノーベル賞の授賞式には、毎年、紙飛行機が舞い、熱気と大歓声に包まれる。十年ほど前から会場を掃除してきたハーバード大学のロイ・グラウバー教授(84)は、レーザー理論で本物のノーベル賞を受賞した科学者である、彼は、「私のノーベル賞は掃除のおかげではありません」と、ほうきを掲げて大歓声で応える◆同賞を受賞した研究の中には、思わず「へえ~」となるものも少なくない。「キツツキはなぜ頭が痛くならないのか」(動物学賞)、「乾燥スパゲティを曲げるとなぜ二つより多い部分に折れてしまうのか」(物理学賞)、「人間はシロップの中と水の中ではどちらが早く泳げるか」(化学賞)。以前に日本の企業が発売した「犬語の翻訳器」も、同賞を受賞している◆アメリカ最古の「学問の町」で科学者やボランティアによって運営されてきたイグ・ノーベル賞、世界的なノーベル賞学者がほうきをもって授賞式会場を掃除する姿に、科学大国として君臨するアメリカの大らかさと底抜けの明るさが、伝わってくる。(和光) 
2008年10月2日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ



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» イグ・ノーベル賞授賞式 [ハズレ社会人]
1991年から開催されているイグ・ノーベル賞の授賞式が、 今年も米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。 イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。ノーベル賞のパロディ的な賞で、1... [続きを読む]

受信: 2008.10.04 14:31

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