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2008.09.25

<心声天語>(54)「マザーテレサ」

マザーテレサは、世界中のジャーナリストから質問を受ける。その中に、『あなたが施す人道的支援には、どんな意味があるのですか』『人々に魚を与える代わりに魚の釣り方を教えないのですか』という質問があった。マザーテレサは、「私が仕えている人たちは、立つことも、歩くこともできません。彼らは、病気で、障害をもち、精神的にも病んでいます。私が彼らに魚を与えて立つことができるようになったら、あなた方が魚の釣り方を教えてあげてください」と言った◆貧しい人たちには、献身的に仕えるだけでは不十分だ。いくら施す側の善意が有益なものであっても、相手に喜びを与えることができなければ、彼らは、そこから這いあげることも、立ち上がることも、心を開くこともできない◆マザーテレサは、常に、魚以上のものを与えようと努めた人である。そして、魚と同じぐらい重要なのは、心から施す気持…つまり愛とか喜びである◆ボランティア活動に参加する人たちが、世界中で増えている。ところが、自分のためにボランティア活動をしている人も、少なくない。自分を満足させる手段としての、ボランティアである。このような場合、相手のために施すボランティアというより、ボランティアに参加している自分自身に意味があり、しいてはそれが、相手のためになるのだから一石二鳥、との理論である◆見返りを求めないで奉仕する「ボランティア精神」は、すばらしいものだ。しかし、独りよがりの…相手のために施す気持のないボランティアは、「施す」というポーズで取り繕ったところの、一種の偽善でもある。(和光)
2008年9月25日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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