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2008.08.31

<書籍紹介>『閉塞経済―金融資本主義のゆくえ』(金子勝。ちくま新書)

『朝生』(テレ朝)などテレビでもお馴染みの慶應大教授(56。専門は制度経済学、財政学)の著書。格差社会がどんどん拡大し、わが国でも無保険者が急増し、生存権さえ脅かされる世の中になっている。その原因は、主流派経済学に従う竹中平蔵や中川秀直といった構造改革論者が安直に、「市場という神の手に委ねれば最終的にうまくいく」という短絡的思考により、この間、「金融自由化」と「構造改革」を急速に行ったからだとして、米国の推進する金融資本主義への追随を明確に否定している。もっとも、その元になる近代資本主義社会は、そもそも納税の多寡により選挙権を与えるなどして来たように、格差社会に矛盾を感じないシステムで、貧困者=人権無しなのだから、対策を打てないのは当然という。これに対し、筆者は経済学の通説を疑い、どうせ補助金をバラ撒くなら上物公共工事などではなく、脱石油エネルギー産業の育成、「考えさせる教育」への投資を提言する。
2008年8月31日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ



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