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2008.07.31

<心声天語>(38)根拠のない噂

映画にもなった「タイタニック号」は、当時、世界最大の客船であった。先端技術で建造されたタイタニック号は、超一流ホテル並みの施設を備え、浮かぶ宮殿ともいわれた。一九一二年、乗員・乗客二千三百三十四人を乗せたタイタニック号は、ニューヨークに向け出航した◆タイタニック号の悲劇は、四日後に起きた。右舷が突然、氷山に衝突、船体に亀裂が生じた。船長はただちにSOSを発し、救命ボートを降ろした。ところが、救命ボートの数は乗客の半分しかない。女性と子どもが優先された◆救助された乗客は、七百十一人であった。その中に「細野正文」という日本人男性がいた。事故直後に出版された英国人生還者の手記に、「嫌な日本人の男性が無理やり救命ボートに乗ってきた」と書かれてあったため『日本人は卑怯』という説が一人歩きした◆細野正文氏は、自分のために日本人のイメージが損なわれたことを亡くなる間際まで苦しんだ。しかし、真相は違った。彼の遺品の中から見つかった手記には、「日本人の恥になるまじき」とあり、「船と運命を共にしようと覚悟を決めた時、英国人の乗員から『後二人乗れる』と声がかかったので、ボートに飛び乗った」と記されてあった◆最近になってタイタニック号の遺品を管理している米国の「RMS財団」は、細野の手記を詳しく分析したところ、細野正文氏の乗ったボートと英国人手記に記されたボートは違っていたと確認、細野氏の汚名は返上された。しかし、そのことを細野氏は知らない。人間、根拠のない噂で射られるほど、悔しく、辛いことはない。(和光)
2008年7月31日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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