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2008.07.22

<心声天語>(35)アラブ人を凌駕する達人

昔から、ユダヤ人と華僑は「駆け引きの達人」といわれている。ところが、彼ら以上に駆け引きが巧いのは、アラブ人である。あるアジアのビジネスマンが商談のため、ロンドン経由でアラブの某国を訪れた。ところが、何日が過ぎても産業大臣である皇太子と会うことが出来なかった。三日目、『明日の夜、皇太子と会えます』と連絡してきた。しかし、今度は皇太子の容態が悪くなったとの理由でこれまた、中止になった◆五日目、やっと皇太子との面談が実現した。皇太子は、病のために待たせたことを丁寧に詫び、ロンドンまで自分の自家用ジェット機を使うように言ってくれた。皇太子の人間性に感動したビジネスマンは、完全に皇太子のペースに引き込まれてしまった◆砂漠に産業は、存在しない。アラブ人の生きる手段は唯一、行商である。行商で成功するには、相手を自分のペースに引きずり込む交渉術がすべてだ。皇太子がビジネスマンを感動させたのも、その実、駆け引きの作戦だったかも?しれない。ありえる話だ◆ビジネスの世界では、駆け引きは不可欠だ。しかし、いくら巧みな駆け引きとて、所詮、術であり、テクニックでしかない。駆け引きの達人といわれるユダヤ人、華僑、アラブ人を凌駕するもの…それは、心の触れ合いから築かれる、信頼である◆この話には続きがある。ロンドンの空港に着いたビジネスマンは、飛行機から降りずにそのまま、皇太子の人間的な対応に心打たれたことを「商売抜き」で皇太子に告白するためアラブに戻った。ビジネスマンに感動した皇太子は、彼を思い切り抱きしめたという。そのアジアのビジネスマンとは、世界第二の経済大国が誇る日本の、某商社マンだっとそうである。(和光)
 2008年7月22日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ


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