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2008.05.08

<連載コラム>心声天語(14)間抜けな泥棒

 アジア系情報誌に「間抜けな泥棒」という見出しの記事が載っていた。「間抜け」なる言葉につられ読んでみた。タイで起きた窃盗事件であった。バンコクに住む27歳の男が留守の女性宅に侵入して現金五万バーツ(約十六万円)と手紙の入った封筒を盗んだ。手紙には、『お母さん。二年間一生懸命働いたから手術代は心配しないでください』と記されてあった◆手紙を読んだ男は、盗んだ金がどういう性質のものかを知り二日間、盗んだ金に手をつけずにいた。結局、彼は封筒から2万バーツだけを抜き取り残りは、女性に戻してやろうと“もう一度”女性宅に侵入することにした。しかし今度は、近所の住民に見つかり捕まってしまった◆この男はプロの泥棒ではない。窃盗を働いたのも何かの、追い詰められた事情があってのことだろう。そして、女性が母親に宛てたであろう手紙を読んで良心が芽生え、盗んだ金を女性に返そうと犯行現場に戻った。勇気のいる行為である◆この事件をマスコミは、「間抜けな泥棒」との見出しで報じた。でも、この男は「間抜け」でもなんでもない。自分の要る金を抜き取ったことには限界を感じるも、盗んだ金の一部を被害者に返そうとしたことは、泥棒にあるまじき決心でもある◆悪いことをしても要領よくすれば「間抜け」と言われない。反対に、罪の呵責に駆られて良心に従わんとすれば間抜けとなってしまう。盗みをした男を庇うわけではないが、この男になぜか、同情が過ぎる。そして、彼を間抜けと笑っている社会こそ「間抜けな社会」のような気がしてならない。(和光)
2008年5月8日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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ベットの枕元にある電灯を消そうとした一瞬、女の子の顔が明かりに照らされ、ハッキリ写ったその顔は【長澤まさみ】その人であった。 [続きを読む]

受信: 2008.05.08 19:53

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