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2008.05.22

<連載コラム>心声天語(18)寂しき母性

以前、大阪府のあるアパートでし尿処理業者が汲み取りをしていた時、便槽(べんそう)に嬰児(えいじ)の遺体があるのを発見した。当日の夜、無職の三十代の女性容疑者が嬰児の遺棄容疑で逮捕された。彼女は、容疑を認めた上で「一カ月前に腹痛でトイレに行ったら赤ちゃんが落ちた。泣き声がしなかったので助けなかった」と供述した◆嬰児事件があった数日後、JR鶴舞駅の乗客から「女性用トイレに赤ちゃんが置いてある」との通報があった。駅員が駆けつけたところ毛布に包まれた赤ちゃんが置いてあった。警察は、幼児置き去り事件として捜査を開始したが未だ、未解決である◆昔の日本には「口減らし」という風習があった。口減らしとは、家族が多いと食べていけないので家族の数を抑制するために口減らし…つまり、新生児を殺してしまうことである。どうにも残酷な風習である。しかし昔は、ごく一般的なことであった◆貧しさで家族全員が苦しむよりも誰かを犠牲することで残された家族が生きられる…狂気の知恵であろう。新生児を殺す方法は、出産時にタライに水をはり、そこに生まれた新生児を沈めるかまたは、川に流すのが一般的であった。「水子」という言葉の由来もこうした風習からきている。また民俗学的にも、カッパを「河童」としたのは「河の童」という意味だそうである◆昔の日本では、多くの幼き生命が「口減らし」のために殺された。そして今は、母性なき母親たちの無責任さで子どもが殺される。幼児殺害に尊属殺人…いつになったら世界第二の経済大国日本に「愛」というものが根付くのだろう。(和光)
2008年5月22日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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