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2008.04.14

<連載コラム>心声天語(8)経済大国の虚しさ

今から46年前、ヨットで世界初の太平洋単独横断に成功した堀江謙一さんも、今年69歳になった。しかし彼は、今年の3月、新たな冒険に旅立った。今度は、波の力を動力とする波浪推進船での単独航海である◆1962年、西宮のヨットハーバーから全長5,8メートルのヨットに生存ギリギリの装備と120日分の食料を積んだ一人の青年が、アメリカに向けて旅立った。航海中、何度もシケにあい、胃液まで吐き出した。夜は、星に見守られている温もりで、寂しさを癒した◆日本を出てから94日後、青年を乗せたヨットはサンフランシスコ湾に到着、世界初の太平洋単独横断のニュースが世界中を駆け巡った。米大統領はメッセージを添えて滞在許可を出した。米国民は熱烈な歓迎を贈り、サンフランシスコ市とロサンゼルス市は名誉市民章を贈った◆日米情報にタイムラグがあった時代、サンフランシスコ日本領事館から一報を受けた日本政府は、「人命軽視の暴挙」との見解を発表、マスコミも政府に倣い「若者の無謀」と書きたてた。本来ならば、23歳の若者が命をかけて挑んだ冒険を真っ先に抱き締めてあげなければならなかったのは、他でもなく、祖国である日本だっただろうに…◆未知なる可能性に挑む勇気がどれほど価値ある行為かもしらずして、アメリカで英雄扱いになっていることで快挙に切り替えた日本政府やマスコミ。なさけないことだ。今日の文明は、未知なる可能性に挑んだ先駆者たちの、勇気と情熱によって築かれてきたこともしらないで、そこから得られる実りだけを取り入れ経済大国になった国に「冒険」の価値など、わかろうはずがない。(和光)
2008年4月14日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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