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2007.01.06

<書籍紹介>『詐病』(牧潤二・日本評論社)

 詐病とは、厳密には異なるそうだが「仮病」のことだ。この詐病はそもそも徴兵忌避のために多発し、技術(?)が発達したそうだ。そして現代にあっては、あの和歌山毒カレー事件に代表される保険金目当て、介護保険の重度認定、覚醒剤系の薬物を中毒者が医者から合法的に入手するため、そして子供にあっては不登校の理由として多く発生しているという。医療ジャーナリストである著者は、その手口はもちろん、詐病の見分け方にも言及している。詐病は税の無駄遣い、犯罪者が無罪となるなど、多くの社会的な問題を引き起こしているとの思いが執筆の動機で、読者対象は医療・保険関係者のようだ。だが、視点を変えれば詐病のヒントが詰まっているし、そのためでなくても、医者や保険会社との知恵比べといっていいこのテーマは一般人でも興味深く読める。
 1月6日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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