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2006.04.29

<書籍紹介>『トーキュー・バビロン』(馳星周・双葉社)

 52_2  『不夜城』や『漂流街』などでご存じ、馳星周が、『週刊大衆』に2004年始めから約1年半に渡り連載していた作品。今回も新宿・歌舞伎町が舞台だが、経済小説的な要素が加味されているのがこれまでにない特徴か。
 というのも、社名はもちろん架空の会社に変えられているが、本紙・山岡が被害に会ったあの武富士 (作品中ではハピネス)盗聴事件をモチーフとし、主人公はその証拠資料を提供してくれた元武富士課長と思われるからだ。
 この元課長(作品中では小久保)が歌舞伎町の裏カジノで負け、借金が膨らんだことを知った企業舎弟コンビが、元課長を取り込み、盗聴テープなどのヤバイ内部資料を入手し、ハピネス会長から巨額のブラック・マネーを奪おうとするーー。
 小久保課長と癒着した警視庁捜査員・大津の悪辣ぶり、ハピネスと複数のヤクザとの蜜月ぶり、『展望』という雑誌で記事を書こうと奔走するジャーナリスト・細川、他に『週刊P』も参戦……。ただし、実際の話とそのディテールは大きく異なっており、本当の事情を知る者からすればリアリティーさに欠ける。とはいえ、実録小説ではないので当然だろう。

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コメント

誤字、誤変換だと思いますが、「トーキュー・バビロン」ではなく「トーキョー・バビロン」、「当選」ではなく「当然」ではないでしょうか?

投稿: ななし | 2006.04.29 09:55

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