開業に黄信号? 新銀行東京の民間筆頭株主に登場する“問題企業”
●『テーミス』が匿名ながらすでに指摘
4月1日に一部業務を開始するとしている新銀行東京ーーしかし、話題づくりが得意な石原慎太郎東京都知事がブチ上げたこの官製銀行について、関係者の間では開業は遅れるとの見方が大勢をを占めているという。
その理由はすでにいろいろ指摘されているが、本紙が興味を抱いているのは、民間筆頭株主になっていると噂されている企業経営者の正体だ。
3月1日発売の月刊会員制情報誌『テーミス』がすでに触れているが、残念ながら、企業名までは公表していない。
同誌曰く。「『何かと評判の悪い、裕福層対象の資産コンサルタントが、昨年夏ごろから、自分の経営する会社が東京都の新銀行の民間筆頭株主になった、と周囲に触れ回っている』(事情通)というが、肝心の新銀行が民間株主について口を閉ざしている以上、真相はわからない。だが、例えそれが新銀行の筆頭株主の名を騙る根も葉もない大ボラだったとしても、放置することで何らかの被害が出る可能性がある」
新銀行東京は都からの1000億円以外に、民間からも500億円の出資を募る。この場合、公募せず、新銀行が出資して欲しい企業に個別に交渉して出資を仰ぐとされる。となれば、なおさら、その民間個人筆頭株主に“評判の悪い”会社が入っているとなれば問題だ。
実際、本紙関係者は、「この企業を株主から外さない以上、金融庁は銀行の免許を下ろさないのではないか」とまでいっているのだ。
2005年3月26日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ
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