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2005.11.22

タミフルの国家備蓄も米ブッシュの意向!?

●“発症”でなく、“感染”して48時間以内に飲まないと効果がない!?

 最近、新聞や週刊誌上を新型インフルエンザ対策として、タミフルの国家備蓄を急げといった旨の記事が賑わしている。
 こうしたなか、出て来たのが、タミフル服用後、異常行動で死んだという記事。現状、副作用かどうかは不明だが、米食品医薬品局(FDA)のデータでは、服用後の死者は世界で71名に上るという。
 タミフル礼賛に水を指す事実だが、しかし、新型インフルエンザが流行した場合、最悪、世界で1億5000万人が死ぬ可能性があるという世界保健機関(WHO)の見解の前には、本当に効果が期待できるなら無視していい数字かも知れない。
 50 だが、大手マスコミがほとんど報じない、もっと根本的な疑問がある。
 既報の記事を見ると、タミフルの効果が期待できるのは“発症”48時間以内に飲んでと記されている。
 しかし、なかには“感染”して48時間との記述もあった。
 そこで、本紙・山岡はあるウイルスの専門家に尋ねてみた。すると、“感染”して48時間以内、それも早ければ早いに越したことはないという。米国で12年間先端のDNA研究等をやり、イリノイ工科大学助教授(化学科)を務めた。ウイルスと感染の解説書も出している。
 考えてみれば、この薬はウイルスそのものを殺すのではなく、増殖を防ぐものだから当然。症状が出るほど、すでにウイルスが増殖してしまってからではもはや手遅れの可能性が高いわけで、素人でもわかる理屈だ。
 だが、そうなると大いなる疑問が湧く。
 権威あるわが国の研究機関「国立感染症研究所」のHPを閲覧すると、少なくともいまもっとも懸念されている致死率のひじょうに高いH5N1型の新型インフルエンザに関しては、これから出現が予想されるものだから未知数ながら、その潜伏期間は3ー4日とみているようだ(インフルエンザの潜伏期間:通常のヒトのインフルエンザの場合は1-3日間程度であり、鶏での高病原性鳥インフルエンザの感染は3-7日間と考えられる。ヴェトナムの例での鳥の接触から推定するとヒトでの高病原性鳥インフルエンザ感染の潜伏期間は3-4日程度という報告もある)。
 発症しないと、基本的に患者はタミフルを求めない。
 となれば、潜伏期間が3-4日ではほとんどの者は飲んでも手遅れではないか。
 こういうと、その研究者は「そうだ」と答える。
 では、備蓄しても無駄ではないか(2500万人分備蓄するとしており、その費用は数百億円になる)。
 また、その研究者は「そうだ」と答える。
 2005年11月22日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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コメント

はじめまして。
情報が交差している中でどれを選んでよいのか迷うところです。
私もいろいろなお話を聞いているうちに、どちらが真実なの?という想いが、そして、何を選ぶのかはその情報の出所とその立場を知る事も大切だと感じました。
古い話では戦時中の大本営発表とその時期のマスコミとその情報に乗せられていた国民(大多数でした)。
今で言えば北朝鮮の国状など。

医学の大本営というのは、どこなのでしょうか?
そして、もしもそれらからもたらされる情報というのが、どんな立場、どんな利益が絡んでいるのかという事をよく知りたいと思いました。

そんな中でもたらされる「効果」や「害」についてのいろんな方の情報ですが、その人が何を信じているかによって、また報告も異なる様な気がします。

たとえば、宗教の「お陰話」ですが、これも大体は「奇跡」が話されます。そして、何も無い場合や逆の場合などは、その話は隠されているのです。(これは体験で分かりました)

いろんな医学情報の交錯する中で、このインフルエンザという呼び名を付けた風邪の症状に対してどう対処するかは、結局最後は自分で判断する以外にないようです。

たとえそれが時代の大勢を占めている情報であっても、日本の戦後の様に国民総懺悔の状態になることもありますし、少数意見であっても、明日、来年、数年後には先見の明とか言われて賞賛されることもあります。

「沈黙の春」という雑誌が再販されているのを見つけ、そんな事をこの本が物語っているのではと思いつきました。

その当時、この様な本をほとんどの人はいかがわしい情報にしか思えませんでした。
売れたのは、本当に世の中がそのようになってきた時点です。

ではそれまで待っていればという想いもしますが、それまで自分自身が直接害を受ける可能性もあります。また自分の子供、孫に害を受けてから気が付く場合もあります。

そのときに誰が責任を取ってくれるでしょうか?

「安全だ」と言った人でしょうか?国でしょうか?省庁の責任者でしょうか?医師でしょうか?薬剤師でしょうか?

自己確認しておきましたが、誰も責任など取れないのです。
むろん、国家などに裁判でお金を引き出す事だけです。害を受ける前の状態にしてくれるわけでもないのです。

それでも「大勢で渡れば怖くない赤信号」を受け入れて、大型ダンプに突っ込まれ一緒に引かれ手足をもがれてもそれは仕方がない、そのときの大勢の情報だったんだから・・という覚悟があればそれでもその人の自由意志だからと思うのですが。

私は、自分がもっともっと賢い判断が出来る様に、そして人様の情報も良く知って、決して鵜呑みせずに自分の運命を人任せにしないようにと、言い聞かせる事が一番の課題になっています。

これはインフルエンザ問題だけに当てはまるものではないのでしょうが・・・・

投稿: 白金光生 | 2005.11.29 09:03

http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/di/scholar/item/drug_data/news/2002/Tam0207.pdf
に「症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータはえられていない」とかいてありますんで、感染から48時間じゃなくて発症から48時間じゃないんでしょうか?
第一インフルエンザの感染時期をどうやって特定するんでしょうか?不可能だと思いますが。googleで検索して5分でわかることぐらい調べましょうよ。

投稿: とれま | 2005.11.26 17:49

 薬剤師です。タミフルについて、幾らか情報を追加しておきます。発症と感染については記載されていますね。では、タミフルの薬学的観点から指摘させてもらいますと、タミフルの抗ウィルス作用は既存の他薬に比べて間違いなく効果は高く、そして他の抗ウィルス薬よりも安全性は高いです。今新聞紙上をにぎわせている異常行動などは、インフルエンザによる症状の一つでもあるのです。よって、タミフルが安全ではないということに直結しません。発症後にウィルス量を減らすことで、もともとの生態防御力の弱い老人や若年者に対して大きく病後を改善していくものであると思います。日本は高齢化社会であり、国民皆保険と言う制度によっても、タミフルが出やすいのかもしれませんね。少なくとも現場では、タミフルの処方状況に大きな疑問はないですね。あと、薬学者と、WHOに確認すると、タミフルを備蓄するということの本当の意味が見えてくると思いますよ。

投稿: 幽玄旅人 | 2005.11.26 01:25

一昨年のことですが,家族がインフルエンザにかかり,40度を越す発熱に見舞われました。すぐに医者に掛かり,発症48時間以内であったので,タミフルを処方されました。どうせ気休めだろうと思っていたのですが,実際のところタミフルは劇的に効き,症状は翌日にはほとんどなくなりました。いつでも効くわけではないでしょうが,劇的に効くことがあるのも確かです。インフルエンザによる死者を減らす効果があるかどうかは全くの別問題ですが,ご参考まで。

投稿: つおじ | 2005.11.23 17:05

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