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2005.09.04

<気まぐれコラム>

               日々歳々(6)

ある雑誌に南米の記事が載っていた。今から7年前、コロンビアの農村に暮らしていた親子の話である。そこは父一人子一人の貧しい家庭であった。父親はゲリラ戦で両足を失い、豆の皮を剥ぐ仕事で生計をたてていた。少年は物心ついた時から家庭の事情、“貧しさ”というものがどんなものかを知っていた◆少年は6歳の時から働いた。学校も行かずに来る日も来る日も、ごみ箱から古紙を集め、煉瓦を運び、コーラのビンや缶を拾い集めては、月に2~4ドルほどのお金を稼いだ。でも稼いだ金は一銭も使わずに、半分は父親、半分は貯金するため瓶にいれ、土の中に埋めた◆今年の5月、少年は十六歳の誕生日の二日前に死んでしまった。死因は栄養失調と肝臓病であった。少年の枕元には約9年間で貯めた「462ドル(現地通貨をドルに換算)」が入った瓶が置かれてあった。コロンビアはまだ、公務員の給料が数十ドルの途上国。
 2005年9月4日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ

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