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2005.06.25

<新連載開始>「NYから眺めたフジヤマ」byマイク・アキオステリス(日本通米国ジャーナリスト)25 文春と新潮の「若貴決戦」

日本では今、若貴の兄弟バトルが火花を散らしている。相撲はニッポン国の国技、品性をなによりも重んじると聞いている。ところが、元横綱の兄弟は泥沼の戦いを繰り広げている。先代の故二子山親方は相撲界の重鎮であ2る先代若乃花の弟、不倫騒動で離婚した妻は元女優、長男の嫁が元スチュワーデス、次男の嫁は元アナウンサー…相撲界の華麗なる一族が振りまいてきた話題もまた、中途半端なものではない。日本のマスコミにとって、これだけ華麗なる土俵で展開される兄弟バトルは願ってもない“ネタ”であろう。さっそく、若貴兄弟の決戦に日本中のメディアが“マス席”から報じている。スポーツ紙はスポーツ紙のレベルで、女性誌は女性誌の次元で、テレビは劇場型バラエティー番組に仕立てあげている。まるで、大事件を現場から伝えているようなフィーバーぶりだ。マスコミ業界の論理もまた、需要があるから供給に徹しているのだろう。実際、この手のスキャンダルには目がない日本人にとっては、これほどの好奇心、興味がそそられる話題は“貴重な暇つぶし”だからである。ところが、週刊誌の雄と自認している「週刊文春」と「週刊新潮」までが参入、派手な報道合戦を繰り広げている。相撲界のスキャンダルは国民的関心事…と言わんばかりに紙面を割いており、両誌の若貴関連記事は他のメディアを圧倒している。テレビの報道も両誌の記事を検証する視点で報じている。それも、ライバル意識剥き出しの報道合戦ときている。両誌は多分、途中から矛先を相手ライバル誌に向けたようだ。週刊新潮は東横綱元若乃花を支持、週刊文春は西横綱元貴乃花の肩をもち、両陣営に分かれての報道合戦だ。先週発売の週刊文春は「週刊新潮『貴7つのウソ』の大嘘部分」との見出しで大特集を放っている。文春は週刊新潮が指摘した貴乃花の嘘について「週刊新潮の記事こそ大嘘」と言っている。そればかりか、「あなたは若貴どちらを支持する?」との、読者アンケートまで行っている。親切なことだ。それにしても、文春の広告に掲げられた「紹介者が明かす“内縁の妻”のおねだり」の小見出しは“さすが”である。故二子山親方の最後を看取った愛人の“おねだり”を兄弟喧嘩に連鎖させているのだ。このような見出しなら、若貴バトルに興味がないサラリーマンもつい、読みたくなるだろう。その結果、販売部数が増えるというわけだ。ここまできたらもはや、名門・文藝春秋社が発行している週刊誌とは思えないレベルに感じられる。新潮も似たり寄ったりである。週刊文春、週刊新潮といえば良識…、いや、日本のマスコミにあっては“それでもましな方”という意味での良識だが、両誌までもが「若貴報道」に入れ込んでいることに、「ブルタスお前もか!」となってしまった。いくらマスコミが飛びつくようなネタが溢れている花田家とはいえ、先代が亡くなると同時に繰り出される「節度なき報道」は、行き過ぎである。「他人の不幸は密の味」といった言葉もあるようだが、どこか一社ぐらいは、マスコミの過激な報道に黄信号をともす記事を掲載してもよさそうなものである。日本には「故人の名誉」を尊ぶ文化があると聞いている。ならば、55歳の若さで亡くなられたた先代の、葛藤と寂しさに塗れた人生を視聴率や販売部数をあげるネタにしてはなるまいに…。

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投稿: バーバリーベルト | 2012.02.01 17:14

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