« 次号『財界展望』でパシコン・荒木民生代表疑惑追及第2弾記事出る | トップページ | 「共謀罪」審議、法務委員会は昨日開催されず »

2005.06.29

<新連載開始>「NYから眺めたフジヤマ」byマイク・アキオステリス(日本通米国ジャーナリスト)26  ニッポンの国色は「玉虫色」 

人間の考えは千差万別、どんなに素晴らしい意見とて必ずそれに異を唱える人が存在するものだ。そこで登場したのが民主主義の鉄則、多数決の論理である。49%は51%の意見に従わなければならないとし、それをもって3採択するというルールだ。ところが、独裁者や権力者は時に、多数決の論理を無視する。自分の意見を通して、残りの99%の意見を無視する。地球上には今なお、多数決の論理が無視されている独裁政権が少なくない。でも、民主主義国家と自認する国家では一応、多数決の論理が働いているようだ。ところが日本の場合は、多数決でも、独裁でもない。51%が49%に対し、多数決の原則を頑なに強いるのではなく、49%の意見をも考慮に入れ、なにがしの配慮を施す。して、そのためには51%の意見を少し和らげ、49%側に傾ける処置が必要だ。51%の意見そのものよりも、それを少し崩してでも49%の数値を下がることを重視する。これを日本では「玉虫色」というらしい。日本人は「和」の精神を尊ぶ国民性ゆえ、反対している存在がいること自体、気にするようである。28日、それまで頑なに郵政法案の修正案を拒んできた小泉首相は急遽、修正案を受け入れた。でも、内容は限りなく「玉虫色」の修正案となっている。結局、修正案を受け入れたのではなく“政府の意見”と“反対派の意見”を巧みに混ぜ合わせたものを「首相が受け入れた」という体裁をとっただけである。両者ともに、それぞれの解釈に照らせば一応納得できうる解釈が成り立つからである。なんと巧妙なやり方だ。でも、修正は修正とばかり、一生懸命に建前と形式を取繕っている。「玉虫色」は政治の世界だけでない。日本では何事も「玉虫色」の決着にて「一件落着」となるらしい。ニッポン国を染めている「玉虫色」を見渡してみよう。まず、政教分離の大原則に照らせば公明党の母体は宗教団体、それでも与党に名を連ねているところが「玉虫色」。小泉首相があれだけ靖国神社参拝にこだわっているならいっそのこと8月15日に参拝すればいいものを、そうしないところが「玉虫色」。NHK会長が辞任しても顧問に居残るところが「玉虫色」。ホリエモンのフジ買収に激怒としていたフジだったが結局、株の買い取りに応じてしまったことも心情的には「玉虫色」。武富士のオーナー経営者が刑事事件で有罪判決を受けても「曖昧」の処分で済ませ未だ経団連会員を除籍されないのも「玉虫色」。大手芸能プロ・ジャニーズ事務所のオーナー経営者が未成年者にいかがわしい行為をしていると告発されても、それを報じるべきマスコミの姿勢は「玉虫色」。お金をもらって身体を売るのは明らかに売春だが、それを「援助交際」として安易に眺めているのも「玉虫色」…。すべてを曖昧に、すべてを玉虫色に覆ってしまう社会が、先進国といわれる日本の「国家色」なのだろう。日本に「玉虫色」なる文化が根付くようになったのは、日本人は真実や真相がどうであれ、「波風立たせず穏便に…」という考えを優先したいからであろう。だが、これは一見、和を優先し、争いを避けんとする知恵に思えるがその実、これほど「無責任」なものもない。国会も社会も、家庭でも、真実や善悪を明確にしていくところに秩序がつくられるものである。日本は民主主義国家なのだろうかと疑問が生じて来た。

|

« 次号『財界展望』でパシコン・荒木民生代表疑惑追及第2弾記事出る | トップページ | 「共謀罪」審議、法務委員会は昨日開催されず »

コメント

セリーヌ バッグ専門店です。
CELINEセリーヌは1945年に創立からずっと品質と精致な流行の代名詞です。60年余りの歴史を持ちます。今までそのブランドの偉い創作する精神を代表しました!数年来、CELINEのブランドは女性の優雅を体現しています。弊社にはセリーヌ バッグ 新作、セリーヌ ラゲージ ナノ、セリーヌ ラゲージ マイクロ、セリーヌ ファントム、セリーヌ trapeze等celine バッグを揃えっています。弊社は個性あふれるセリーヌ ラゲージ、すばらしい デザインと高品質を兼ね備えるセリーヌ 財布、優雅の魅力があるのセリーヌ ハンドバッグ、大人気のCeline新作など人気商品が続々入荷!全部実物撮影しております。最高な品質で激安価格を販売しております。お買い得ですよ。是非ご覧ください。
HOME: http://www.celine-bags-shop.com/
MAIL: brandbag88@gmail.com

投稿: セリーヌ バッグ | 2013.04.04 21:10

バーバリー バッグ http://www.burberrymore.com/6--bags
バーバリー シャツ http://www.burberrymore.com/24-shirts
バーバリー メンズ シャツ http://www.burberrymore.com/25-menshirts
バーバリー レディース シャツ http://www.burberrymore.com/26-womenshirts
バーバリー コート http://www.burberrymore.com/
バーバリー コート,激安バーバリー 財布/バッグ /マフラー /時計/ ベルト/靴 /サングラス, バーバリー バッグ 新作

投稿: バーバリー バッグ | 2012.02.01 17:01

こんにちは。はじめまして。曲がりなりにも一人の日本人として、かなりカチンとくる論調が目立つという点で、冷静で分析的な連載というよりは、やや扇動的なキャンペーンという印象を受けますが、しかしそれよりも自分で驚くのは、それにも関わらず同意できる部分の方がもっと圧倒的に多いという事実です。

そんなわけで、あなたが本国アメリカで、私の国のことをどのように伝えておられるのか、すなわちあなたが英語で書いておられる記事を読んでみたいと思って検索したのですが、あなたのマイク・アキオステリスという名前のつづりが正しくないせいか、うまくヒットしません。あなたのお名前はどのようにつづりますか? Mike Achiostelis ? とにかくギリシア系のお名前ですよね?

投稿: さる | 2005.07.04 17:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57690/4753863

この記事へのトラックバック一覧です: <新連載開始>「NYから眺めたフジヤマ」byマイク・アキオステリス(日本通米国ジャーナリスト)26  ニッポンの国色は「玉虫色」 :

« 次号『財界展望』でパシコン・荒木民生代表疑惑追及第2弾記事出る | トップページ | 「共謀罪」審議、法務委員会は昨日開催されず »