竹中大臣とトヨタとの癒着を示す手紙② トヨタの張社長にも出されていた手紙の驚愕内容
●仲介は「職務権限に反する」と、認識していた竹中大臣
本紙は、ミサワホーム前会長・三澤千代治氏が、トヨタ並びに経団連の会長も務める奥田硯氏宛に、竹中平蔵大臣が職務権限上問題と思われる企業買収話の仲介をしたことを批判する内容の手紙を出していた事実をスッパ抜いた(11月5日付)。
竹中大臣は金融担当相だった04年2月、UFJ銀行の大口融資先であるミサワホームのトヨタによる買収の件で、奥田氏と三澤氏の会談の席を、自ら三澤氏に電話して依頼したというのだから問題視されて当然であろう。
しかも、関係者によれば、具体的な会談日時の件で竹中大臣秘書のK氏が三澤氏に電話した際、「竹中が(会談に)出席すると職務権限に反するので出席しません」と、語ったそうだ。これが事実なら、自ら問題であることを認識していたわけで、例え当日出席しなくても、その仲介の労を執ったわけだから、少なくとも道義的責任は逃れようがないと思われる。
2004年11月7日掲載。この記事を見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ
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