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2021年6月25日 (金)

『看取り医 独庵』(根津潤太郎著。小学館文庫)

61mrtjjioxl_sx348_bo1204203200_  著者・根津潤太郎の本名は米山公啓氏で、医学博士(専門は神経内科)。これまで医学ミステリーや医学実用書など多数、執筆してきたが、本書は初の書き下ろし時代小説だ。
 舞台は江戸中期の浅草。漢方と西洋医術を治めた医師、独庵こと壬生玄宗が浅草に開いた診療所は、一流の医術の腕前が評判を呼んで大忙し。裕福な商人には法外な診察代を請求する一方、庶民の診察代は低く抑える好人物(こう聞くと手塚治虫の漫画「ブラックジャック」が思い浮かぶが、手塚治虫もまた医師資格を持っていた)。
 そんな独庵のもとにある往診依頼がやってくる。ある材木問屋の主・徳右衛門の脇腹に腫物があり、不治の病とされるのだが、独庵が診療したところ、思いもよらぬ仇討ち話に発展していく。剣の腕も経つ独庵、この事件をいかに解決するのか・・・。(税込726円)

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