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2020年1月

2020年1月 5日 (日)

<書評>『日本長寿食辞典』(悠書館)、『徳川ごはん』(mores出版)。どちらも著者は永山久夫氏

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『日本長寿食辞典』(3200円+税)の方はページ数600にも及ぶ大作。
 第一部の食材編では、(1)米・豆・雑穀、(2)汁もの、(3)茶・酒・水、(4)野菜・果物・野菜、(5)魚・海草、(6)卵・肉・乳製品、(7)行事食・お供えのどれが、どんな長寿作用があるが平易に解説。第二部の長寿法編ではまず(1)日本古来の長寿法を取り上げ、(2)ではそれを踏まえた上で現在の100歳時代の新しい長寿法を説いている。
 第三部の長寿者列伝、第四部のことわざから学ぶ不老長寿法も面白く、しかも大いに参考になる。
 健康ブームのなか、特定の食材を濃縮するなど健康効果が疑わしい「健康食品」が氾濫するなか、本書で披露されている知恵を持てば、日々の食事を美味しくいただきながら結果として健康長寿が付いて来るというわけで、まさに本物の長寿健康法。しかもその食材はどこのスーパーでも売っている安価なものばかりなのもうれしい。
 一方の『徳川ごはん』(1800円+税)は、徳川家の15人の将軍が各人、何を食べどう生きたか解説したもの。読み物としても面白いが、結果として、やはり健康長寿の秘訣がぎっしり詰まっている。
 なお、永山氏、若いころは漫画家志望だったそうで、両書のイラストも自身が担当。その腕前はまさにプロであることはむろん、そのタッチは実に深い温かみを含んだ味わいがある。

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