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2012年10月10日 (水)

<記事紹介>「豊田直巳フォト語り 3.11後のフクシマを歩く」

Photo 福島第一原発の大事故から1年半が経過した。原発事故に対する恐怖や「原子力ムラ」への不信は、脱・反原発の大きな世論を形成し、野田政権も無視はできなくなっている。
 その一方、フクシマの現実については、私たちの記憶はやや風化していないだろうか。
 フォトジャーナリストの豊田直巳氏は、事故直後から福島第一原発を取材し、「警戒区域」のなかを撮影してきた。
 その写真を豊田氏との語りとともに閲覧できる連載が、雑誌『通販生活』のWEB上で始まった。
 合計3回の連載で、初回は計12枚の写真を無料で見ることができる(第一火曜更新)。
「・・・原発事故から1ヶ月あまりにもわたって充分過ぎるほどの放射能を浴びながら住民が自由に出入りできた場所が、ある日『警戒区域』に設定されると、住民以外の一般市民の立ち入りこそが警察の警戒の対象になった。まるで、事故収束の気配もなく放射能を漏出し続ける原発を、人目から遠ざけるのが目的かのように」と語り、そうであるからこそ、警戒区域にあえて入ったとしている。
 フクシマを風化させないためにも、ぜひ多くの方に見ていただきたい。

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