書評『開業ナースをはじめよう! 独立までがすべてわかる!』(ぱる出版、2000円)
看護・介護業界は今、規制緩和の流れで大きく変わろうとしている。個人で訪問看護ステーションや宅老所を立ち上げることも、めずらしいことではなくなってきた。
そうしたなか、起業・経営のノウハウと、開業した「先駆者」へのインタビューをもとに構成しているのが本書。「開業してみたいけど、どこから手をつけていいのか・・・」と思いとどまっている方は、ぜひ手にとってみることをおすすめする。
訪問看護ステーションの起業の仕方、開業ナースの立ち上げマニュアル、経営マニュアルなどが手取り足取り、具体的に書いてある。
マニュアルの合間に、実際に起業し成功した「先駆者」5人が実名でみずからの経験を語っている。これから起業しようという人へ、またとないアドバイスになっている。
介護・看護はこれからグングン成長が見込める分野。地域の潜在需要は高いと思われる。実際、高齢者専用賃貸住宅が増えているが、ここでも訪問看護が必要な高齢者は増えている。
本書を参考に、看護士や介護士の方々は起業・独立をめざしてはいかがだろうか。
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