書評『開業ナースをはじめよう! 独立までがすべてわかる!』(ぱる出版、2000円)
看護・介護業界は今、規制緩和の流れで大きく変わろうとしている。個人で訪問看護ステーションや宅老所を立ち上げることも、めずらしいことではなくなってきた。
そうしたなか、起業・経営のノウハウと、開業した「先駆者」へのインタビューをもとに構成しているのが本書。「開業してみたいけど、どこから手をつけていいのか・・・」と思いとどまっている方は、ぜひ手にとってみることをおすすめする。
訪問看護ステーションの起業の仕方、開業ナースの立ち上げマニュアル、経営マニュアルなどが手取り足取り、具体的に書いてある。
マニュアルの合間に、実際に起業し成功した「先駆者」5人が実名でみずからの経験を語っている。これから起業しようという人へ、またとないアドバイスになっている。
介護・看護はこれからグングン成長が見込める分野。地域の潜在需要は高いと思われる。実際、高齢者専用賃貸住宅が増えているが、ここでも訪問看護が必要な高齢者は増えている。
本書を参考に、看護士や介護士の方々は起業・独立をめざしてはいかがだろうか。
| 固定リンク
「書評」カテゴリの記事
- 書評『他人の頭を借りる超仕事術』(臼井由妃著。青春出版社)(2018.12.12)
- 『やさしい漢方の本 さわれば分かる腹診入門』(平地治美著)(2018.09.14)
- <書評>『ゴッドファーザーの血』(マリオ・ルチアーノ著)(2018.05.12)
- <書評>『地図から消される街ーー3.11後の「言ってはいけない信実」』(青木美希著)(2018.03.28)
- 本の紹介「『和の食』全史・縄文から現代まで 長寿国・日本の恵み」(永山久夫著)(2017.04.28)
コメント