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2011年3月 1日 (火)

<読者からの手紙>抗うつ剤の副作用で性格が一時、凶暴に

 数日前、アクセスジャーナル掲載の「自殺増加報告が出るなか、抗うつ剤で儲けている上場企業3社」等の、抗うつ剤に関する記事をご覧になった読者の方から、下記のようなメールを頂戴しました。
 ルボックス等の抗うつ剤を使用した当事者の貴重な体験記だと思いますので、ここに掲載いたします。
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 告発ではないのですが、早速拝読させていただき、私の体験とも一致する記事がありましたので一筆取らせていただきました。
 それは抗うつ剤に関する記事です。
 私は2年前にうつ病を発症し、2年間の休職をいたしました。
 精神障害者手帳1級も受給するほど重度のうつ病になった経験がございます。
 今では復職して社会人生活を送れるようになりました。
Photo_4   私の経験とは、記事に書かれているように、ルボックス(左写真)を処方された直後からおかしくなったことです。
 具体的には性格が凶暴になりました。自分は総理大臣になろうと思えばなれるなとどという変な自信を持つようになりました。
 あるとき、車を運転していて、車道に止められていた車が邪魔なので、クラクションを鳴らしまくり、車を降りていき、運転席の窓ガラスを蹴りでぶち壊そうとしたこともありました。
 私は、性格がおかしくなっていることに自分自信で気がつきました。
 原因をネットで調べまくると、ルボックスが原因だと判断し、自ら処方を止めてくれと医者に進言し服薬を停止いたしました。医師は薬が原因ではないと言い切りましたが、自分の体は自分が一番わかります。
 そして、服薬を中止した直後から、凶暴だった私の性格は、もとに戻りました。
 私は、抗うつ剤の副作用というものを自分で体験しました。
Photo_5  秋葉原事件、全日空機機長殺人事件、川崎市児童投げ落とし事件、福岡の公衆トイレでの母による子供の首絞め殺し事件(横写真。2008年9月23日付、西日本新聞の号外)、アメリカの乱射事件等等、これらはかなりの確率で抗うつ剤が影響していると思います。
 私の体験からも間違いありません。
 医師はうつ病で気持ちが落ち込んでいるから、私の気持ちを持ち上げるためにルボックスを処方したといいました。
 確かに、落ち込んでいるうつ病患者に抗うつ剤を処方することで、普通の状態になれるケースもあると思います。
 しかし、体質によっては、抗うつ剤が効きすぎて、気持ちを持ち上げすぎることがあると実体験としてわかります。
 抗うつ剤は、ドーパミンだかセロトニンだか忘れましたが、薬によって脳のシナプス間のホルモン物質の移動を強制的に変化させるものです。
 だから、間違った処方(その人にとって量が多すぎたり)をすれば、私のように性格まで変えてしまうのだと思います。
 実体験からそれは確信できます。
 記事に対する感想となりましたが、これにて失礼いたします。

 神奈川県 F

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